タンホイザーは快楽の女神ヴェーヌスの世界を離れエリーザベトと再会 だが歌合戦で自ら過去を暴露し、神の赦しを求めて巡礼 エリーザベトの犠牲で救済され天国へ導かれる ナタリー・シュトゥッツマンの積極的な指揮ぶりは好感が持てる 第2幕の歌合戦では彼女の指揮の下、登場人物のアンサンブルが見事にまとまった タンホイザーのクラウス・フロリアン・フォークトは自分の声質にあった新しいタンホイザー像を構築、第3幕の有名な「ローマ語り」では様々な声色を難なく使い分けた▽中大・森岡実穂教授はクラッツァー演出がバイロイトを開かれた劇場にした功績、読み替え演出の本質等を語る 「歌劇「タンホイザー」第1幕」 ワーグナー:作曲 ヘルマン…(バス)ギュンター・グロイスベック、タンホイザー…(テノール)クラウス・フロリアン・フォークト、バリトン…(ウォルフラム)マルクス・アイヒェ、ワルター…(テノール)シヤボンガ・マクンゴ、ビテロルフ…(バス)オウラヴル・シーグルザルソン、ハインリヒ…(テノール)マルティン・コッホ、ラインマル…(バス)イェンス・エリック・オースボー、エリーザベト…(ソプラノ)エリザベト・タイゲ、ヴェーヌス…(ソプラノ)アイリーン・ロバーツ、牧童…(ソプラノ)フルーリナ・スタッキ、(合唱)バイロイト祝祭合唱団、(合唱指揮)エバハルト・フリードリヒ、(管弦楽)バイロイト祝祭管弦楽団、(指揮)ナタリー・シュトゥッツマン (56分50秒) ~2024年7月26日ドイツ、バイロイト、バイロイト祝祭劇場~ 「歌劇「タンホイザー」第2幕」 ワーグナー:作曲 (1時間10分51秒) 「歌劇「タンホイザー」第3幕」 ワーグナー:作曲 (52分22秒) 「楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」から第1幕への前奏曲 ピアノ独奏版」 ワーグナー:作曲 グレン・グールド:編曲 (ピアノ)グレン・グールド (9分35秒) <SONY RECORDS SRCR-9571> 「楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」から「従弟たちの踊り」「マイスタージンガーの入場」優勝の歌「朝はばら色に輝き」」 ワーグナー:作曲 フラッケンポール:編曲 (金管合奏)カナディアン・ブラス、(金管合奏)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団員、(金管合奏)バイロイト祝祭管弦楽団員、(指揮)エド・デ・ワールト (11分40秒) <Philips PHCP-9750>
詳細情報を見る【解説】新国立劇場合唱団首席指揮者…三澤洋史,【ゲスト】中央大学教授…森岡実穂