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解説は、日本スペースガード協会西山さん問題にあった「次のうち地球の一番近くにある星団は、どれか。」でしたが、正解は、ヒアデス星団でした。地球からヒアデス星団までの距離は、およそ150光年で、年齢約6億年。おうし座に位置する散開星団で、1等星アルデバランの近傍に広がるV字形の星の集団で、おうし座の顔の位置にあります。日本ではその形状から釣鐘星(つりがねぼし)と呼ばれて2007年には日本の国立天文台を中心とする研究グループによって、星団を構成するおうし座ε(イプシロン)星に木星のような巨大なガス惑星が発見されました。次に近い、星団でおうし座のプレアデス星団は、地球から約400光年(よんひゃく)の距離にある散開星団です。日本では、「すばる」(昴)という和名でも知られています。この星団は地球に最も近いメシエ天体であり、最も明るい星団です。プレアデス星団は、燃焼が激しいため寿命が短く、あと1,000万年ほどで消滅するとの予想があります。ケンタウルス座オメガ星団は、地球から約17,000光年(いちまんななせん)の距離にあり、約1,000万個の恒星からなる大型の球状星団です。明るさは3.7等級と明るく肉眼で見ることができる数少ない球状星団のひとつです。しかしながら、南の低い位置にあるため、冬のカノープスと同じく見るのが困難な天体で、もっとも高くのぼった時でも、地平からの角度が九州で約10度、沖縄でも約15度にしかならず、カノープスと同じく関東より北の地域では見ることができません。この巨大球状星団は他の球状星団と異なる性質をもっていることがわかっており、そのことから、過去に、小型銀河がわれわれの銀河系により破壊され、その中心核部分が、このオメガ星団として残っている、との説があります。最後に、M13は、ヘルクレス座にある球状星団です。ヘルクレスの胴体にあたるη(イータ)星とζ(ゼータ)星の間にあり、北天で最大かつもっとも美しい球状星団といわれています。太陽系から約22,000光年離れており、数十万個の星からなります。肉眼では星雲状に見えますが、双眼鏡や天体望遠鏡でみると、中心部の星が集中している様子がわかります。日本では南中するとほぼ天頂付近までのぼるため、条件の良い日には小口径の天体望遠鏡でも密集した星の様子を楽しむことができる見応えのある天体です。解説は、日本スペースガード協会西山さんでした。
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