今月はダイレクト・カッティング録音の特集です。といってもダイレクト・カッティングってなんだ? という方もきっと多いことでしょうね。LPレコードの時代、演奏はテープにまず録音され、そこで編集を受けた後に、ビニールの音盤にカッティングされていました。でもそのテープ編集の部分を取っ払って、直接音盤にカッティングしちゃおうというのが「ダイレクト・カッティング」です。そのぶん音質は向上するのですが、テープ編集ができないもので、一発録り、真剣勝負の世界になっています。演奏する側にとっても、録音する側にとってもハードルが高かった。1970年代の前半、そんな方式で録音された何枚かのレコードを聴いてください。
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