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2025年5月14日(水)琉球新報の記事の中から紹介します。担当は上地和夫さんです。南大東村多目的交流センターで4月21日、関係者を集めて製糖終了式と慰労会が行われました。大豊作の予想から例年より早い去年12月上旬に始まった製糖期は、終盤の雨の影響こそあれど大きなトラブルもなく18日に製糖の全工程を終えました。式典では大東糖業の仲田建匠社長が関係者や従業員をねぎらうとともに、「今期の買い上げサトウキビが44年ぶり11万トン超の大豊作となった」と報告をしました。これは南大東島にとって、1965年の2位に次ぐ第3位の豊作で、収穫機械導入後ではこれまで最高の10万5千トンを大きく超えたものだということです。南大東島では平成の後半に干ばつや台風の影響を受け不作が続き、カボチャなど他作物に転換する動きが顕著な時期がありました。しかし2016年期に40年ぶり10万トンを達成して以降は9年間で7回目の豊作、4回目の10万トン超となります。関係者の1人は「多くの農家が豊作で得た利益を農業機械や資材などに投資するなど畑に還元していることや、他作物からサトウキビに戻る農家が多いことが豊作の連鎖に関係しているのでは」と語りました。
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