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2025年11月26日(水)琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。国立劇場おきなわは19日第4回新作組踊戯曲大賞の入賞作品を発表し、大賞に西岡敏沖縄国際大学教授の「命の文」が選ばれました。奨励賞には琉球古典音楽安冨祖流絃聲会師範の大城貴幸さんの「唐のくぐつ」が選ばれました。上演の時期は今後発表されます。「命の文」は「琉球処分」の時代を舞台に、琉球救国運動の志士と彼を助けるじゅりの活躍を描いた作品です。選考では「独創性にあふれ史実とフィクションを巧みに融合させた意欲的な作品」と評価されました。西岡さんは、ラジオ沖縄の「方言ニュース」キャスターを長年務めた伊狩典子さんから教わったうちなーぐちの、ことわざと琉球大学名誉教授の西里喜行さんの研究が「作品の大きなバックボーンになった」と感謝し、「4回目の挑戦で大賞を頂き非常に光栄だ。今回で8作目の組踊になるが、今後も頑張っていきたい」と話しました。表彰式は来月12月13日午後4時15分から国立劇場おきなわ小劇場で開催されます。次回の公募は2027年度を予定しています。(了)
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