2025/03/05 水6分
2025年3月5日(水)琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。ウリ科植物に被害をもたらすセグロウリミバエが県内で拡大していることを受け農林水産省は、4月から本島全26市町村を緊急防除地域と定めることを決めました。4月上旬から植物防疫官の検査を実施する方向で調整しています。付着が確認された場合は県外への出荷を禁止します。今後、対象植物や検査手法、確認後の移動制限対象区域など具体的内容を決め、告示します。セグロウリミバエは去年3月に沖縄本島で初めて確認され、今年2月時点で、伊是名村を含む北部と中部の12市町村で見つかっています。国内で初の果実への寄生も確認されています。県内での広がりに国はまん延する危険性が高いとして、植物防疫法に基づき、まん延する前に講じる緊急防除が必要と判断しました。県外では春に野菜の栽培、出荷シーズンを迎えることから県内での拡大防止に加え、県外への侵入阻止へ最大の警戒を図ります。県内で緊急防除が実施されるのは初めてで、防除の期間は12月31日までを予定しています。県農林水産部の前門尚美部長は県議会2月定例会一般質問で「県内の体制整備に向け、市町村や農業団体などとの調整を進めている」と述べました。
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