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解説は、京都大学岡山天文台戸田さんです。問題にあった「一般的に地球から高度何km以上で宇宙と呼ばれるか。」正解は、100kmでした。高度10kmは、積乱雲・入道雲がある高さで、この高度の10km以下で私たちが住んでいる地球の天気の変化に影響してきます。また、高度10kmでは、飛行機(ジェット機)が水平飛行するのも高度10km前後です。高度50kmは、オゾン層の上の端。高度400kmは、国際宇宙ステーションが飛んでいる高さです。地球大気と宇宙の間にはっきりとした境目はありませんが、各分野にて解釈は異なりますが、一般的に高度100kmから宇宙と呼ばれる。この高さを専門的には、「カーマンライン」と呼んでいます。1957年人類初の人工衛星「スプ―トニック1号」が旧ソ連から打ち上げられました。さらに、1961年には、旧ソ連の「ガガーリン宇宙飛行士」が宇宙飛行をしました。わずか1時間48分の地球一周と短い時間でしたが、初めて人類は地球から宇宙へ飛び出したのです。このときの高度は、181kmから372km100km以上ですから、宇宙を飛んでいますね!そののち、1969年アメリカの有人月探査船「アポロ11号」が、月面着陸に成功しました。現在、地球から最も遠くの宇宙を飛行している探査機は1977年にNASAによって打ち上げられ、1979年に木星に接近、さらに、1980年に土星に接近して探査を行った惑星探査機「ボイジャー1号」です。もちろん、無人ではありますが、地球から約240億km天文単位で表すと、約160天文単位。これは、地球と太陽の距離の約160倍になります。解説は、京都大学岡山天文台戸田さんでした。
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