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2025年7月10日(木)琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。沖縄市の「越来グスク整備に不可欠な立面写真を国内外に提供を呼び掛けよう協議会」は6月17日、沖縄市役所に花城大輔市長を訪ねアメリカ軍や沖縄市民にグスクを横から撮影した立面写真の提供を呼び掛けることを求める要請書を手渡しました。越来グスクは整備計画が進められていますが、立面写真がなく、正確な姿が分かっていません。越来グスクは国の名勝「アマミクヌムイ」の指定を受けており、市は整備計画を進めています。越来グスクの石垣はアメリカ軍の占領後、コザ十字路付近の道路工事に使用したとされており、跡地にも当時の姿はほとんど残されていません。また現在は、石垣が残る当時の越来グスクの姿を捉えた写真は沖縄戦の前にアメリカ軍が撮影した航空写真しか確認できていません。横から捉えた写真が見つかっていないため、正確な高さや大きさが分からない状態となっています。要請書では、当時の軍道整備に関わったとされているアメリカ軍の工兵隊に工事前の立面写真の提供を求めることや、沖縄市の広報誌などで写真提供を呼び掛けることを求めており、花城市長は「熱い思いを受け取った。市にできることをしっかりとやりたい」と述べました。(了)
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