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自称「日本で一番悪い男」、福岡県政のドン・蔵内勇夫元議長。高額な海外視察、ワンヘルス事業への巨額公費、そして議長ポストを巡る金銭授受疑惑。失脚した権力者の軌跡と県政の闇に迫る。自称「日本で一番悪い男」。そう語るのは、福岡県政のドンと呼ばれた蔵内勇夫・元県議会議長です。自民党県議団の会長を長年務め、絶大な権力を握ったとされる蔵内氏。しかし、その裏には県民の感覚から大きくかけ離れた県議会の実態がありました。発端は、3年間でおよそ2億8000万円という巨額の公費が投じられた「高額な海外視察」問題です。また、蔵内氏が推進する「ワンヘルス」関連事業には5年間で約58億円が注ぎ込まれ、地元には3億5000万円のモニュメントが建設されるなど、その不透明さに批判が殺到しました。批判に対し、議会側は情報公開ではなく「取材制限」のルール作りを画策。さらに議長ポストをめぐる数千万円規模の「金銭授受疑惑」が告発されます。密室で交わされる「汗をかく」「金座布団」といった隠語の数々。生々しい音声データが公開されても、当事者たちは曖昧な弁明に終始しました。熊本地震直後の政治資金パーティー開催や、「ネパールは天国だった」という耳を疑う発言など、世間の非常識が常識としてまかり通っていた県議会。辞職勧告決議案さえも身内の論理で握り潰された直後、蔵内氏は突如として辞職を表明し、あっけなく失脚します。しかし、多くの疑惑は何一つ解明されていません。権力者の軌跡を辿りながら、地方政治が抱える深い闇と、県民の信頼を取り戻すために何が必要かを問う、ラジオドキュメンタリーです。
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RKBラジオドキュメンタリー