2025/03/20 木6分
2025年3月20日(木)琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。イノシシを「見かけることはない」とされる本部半島で、農産物の被害や目撃が相次ぎ本部町と今帰仁村が県に対して、全域を対象としたイノシシの「有害鳥獣捕獲許可」をそれぞれ申請し、許可を受けたことが分かりました。許可によって、イノシシの狩猟期間外でも捕獲などが可能となり、両町村の役場はイノシシの定着を防ぐため、本格的な対策へ乗り出します。両自治体ではイノシシの目撃例はこれまで少なかったものの、生息域が住宅地に近づいてきているとみられます。本部町では、去年秋ごろに浜元地区で確認されたほか、伊野波、並里、伊豆味、大堂などで目撃例が相次いでいるということで、大堂地区に設置したカメラには30キロ弱のメスと、3頭の子イノシシも映っていました。県道84号より北側で目撃例が多く、町は八重岳周辺への侵入を防ごうと、警戒ラインを引いて体制を強化します。町の担当者は「繁殖している可能性もある」として、対策を急ぐ考えを示しました。また、今帰仁村与那嶺では2月末にサトウキビがイノシシにかじられ、2トンから3トンの被害が出ました。担当者は「位置情報などを共有して繁殖しないよう対策をとり、しっかり抑えていきたい」と話しました。
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