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2025年6月25日(水)琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。太平洋戦争末期の沖縄戦の被害や平和に関する資料を展示する県内主要8施設の2024年度の入館者数はおよそ78万人で、9年前の15年度と比べ、およそ3割減ったことが21日、分かりました。戦後80年で体験者が減少する中、戦争の記憶継承への懸念が高まっており8施設は発信を強化しようと25年度、連携事業を始めます。8施設は、女子学徒隊の被害を伝えるひめゆり平和祈念資料館」や「対馬丸記念館」、「沖縄愛楽園交流会館」などです。共同通信が8施設の入館者数を集計した結果m24年度は合わせて78万3627人でコロナ禍よりは回復したものの比較可能なデータがある15年度の109万1069人からおよそ3割減っていました。8施設の関係者は「リゾートホテル開発などが進み、観光客の訪問先が分散していることが要因の一つではないか」と分析しています。8施設は戦後80年の節目に、戦争や平和への関心を高めてもらおうと、連携事業「沖縄・平和と人権博物館ネットワーク」を開始し、7月6日にシンポジウムを開きます。ひめゆり平和祈念資料館の普天間朝佳(ふてんまちょうけい)館長は「過去の戦争や人権について各施設に足を運び、学び直す機会としてほしい」と話しています。(了)
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