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今回お届けするのは、8月の台湾での世界手大会でも金賞を受賞した現在中学3年生の嘉手納杏果さんと、アマモの養殖活動をされている「海をつくる会」の坂本さんとの対談です。小学校の時から身近な問題を解決する発明をして、5年間で7つもの特許を取得されています。そんな杏果さんが今回発明したのは、ブルーカーボンとしても注目されている海草「アマモ」の発芽・育成装置!学校の「学園オリンピック」の2年生のテーマとして、マイクロプラスチックについて調べるために八景島シーパラダイスを訪れたところ、たまたま見かけたアマモの展示から、「浅い海底に群生する海草のアマモを殖やす研究」を取り上げることに。アマモは、海に住む生物がすむ場所として大切な場所を作る海草。しかし、現在は埋め立てや水質の悪化でその数は減ってしまっています。そして、アマモは増やすのが難しいし海草で、発芽するのは冬で、その発芽率はなんと1~3%!そこで、杏果さんは、一年を通していつでも発芽できたらと装置を発明し、さらに、発芽しやすい水「発芽水」まで発見。さらに、真夏の8月に最短18時間で発芽させ、水温と・発芽水によって6日で88%を発芽させることに成功ています。現在は、杏果さんが育てたアマモは、「海をつくる会」によって横浜市沿岸の海底で育てられています。自然界において発芽することが難しく、人間の活動によって変化している沿岸だけに、今後のアマモ育成に貢献する発明ではないでしょうか。
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