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2025年12月3日(水)琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。県内有数の米どころ伊平屋村でこのほど、収穫した稲を脱穀し精米するライスセンターが新たに完成しました。品質検査システムの導入や低温倉庫などを備え、コメの品質向上や精米の出荷量増加が期待されています。低温倉庫を整備したことで年間を通したコメの出荷も実現できます。新施設は生もみを1日およそ30トン荷受けできます。また、精米設備は、着色粒や異物などを高精度に除去できる光選別機を備えており、1時間あたり1・5トンの精米が可能です。自主検査設備では、玄米を精米した後にどの程度の重さの白米ができたかを示す歩留まりを自動判定できます。従来の施設は設置から44年が経過し老朽化が著しく、品質管理や効率的な運営が困難となっていました。村はJAおきなわに試運転を委託し、稼働に問題がなければ、来年3月議会に指定管理者として承認を求める上程を行う予定です。JAおきなわ伊平屋支店水稲生産部会の与那覇部会長は「繁忙期の大きな課題だった荷受け待ち時間が解消される。生産者ごとの歩留まりのデータを活用し、生産技術の向上に取り組める」と期待しました。(了)
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