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2025年11月20日(木)琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。渡名喜まちづくり推進協議会はこのほど、フクギの実を原料にしたジャムを開発し、商品化しました。フクギは渡名喜村の村木で、「福木が文字通り福をもたらしてくれる」と村民に喜びが広がっています。民家、集落を囲むのが防風、防潮林のフクギで、うれた大量の実は落下して異臭を放ち、清掃は悩みの種でした。2年前に結成した協議会では、その有効活用による特産品などの開発に取り組み、村地域おこし協力隊がバックアップしました。可能性に視野が開けたのは、NPO法人沖縄有用植物研究会との連携で、先月その指導の下、作業工程を念入りに点検しながらジャムを完成させました。上原雅志会長は「独特の風味がある。黄金色も魅力的」と自信満々で、「嫌われ物の実が特産品に生まれ変わった」と口調を弾ませました。「福木の実ジャム」は瓶詰めで、あすから、那覇市の奥武山セルラーパークで開催される離島フェアでは、ふくぎの実ジャム、もちきびクラフトビール、もちきび焼酎、これも新開発のグルクンの一夜干しと合わせ、希望と情熱を詰めた「渡名喜名産4点セット」として県内外にアピールすることにしています。(了)
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