6分
2024年10月30日(水)放送分担当は上地和夫さんです。琉球新報の記事から紹介します。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類となった去年5月から今年4月の1年間で、死者数が合わせて3万2576人に上ったことが24日、厚生労働省の人口動態統計で分かりました。季節性インフルエンザ死者数は2244人で、そのおよそ15倍と格段に多く、65歳以上がおよそ97%と、大部分を高齢者が占めています。政府は重症化リスクの低下を理由に新型コロナの類型を引き下げ日常生活の制約はほぼなくなりましたが、今も多くの人が脅威にさらされています。新型コロナは、ウイルスが次々と変異して高い感染力を持つ上、病原性はあまり低下せず、基礎疾患のある高齢者が感染して亡くなっているとみられます。男女別では男性が1万8168人、女性は1万4408人で、男性のほうが多い傾向にあります。喫煙者や慢性肺疾患の患者が男性に多いことが一因の可能性がありますが、詳細は解明されていません。例年冬にかけて感染者が増える傾向にあり、東北大学の押谷仁(おしたに・ひとし)教授は「高齢化社会の日本で被害を減らすために何ができるのかを一人一人が考えないといけない」と訴えています。
詳細情報を見る方言ニュース