EP. 709『@信州長野 、其ノ二 - 松茸と信州大学繊維学部』

8分

EP. 709『@信州長野 、其ノ二 - 松茸と信州大学繊維学部』

秋の味覚、松茸。その聖地とも呼ばれるのが信州上田の別所温泉です。松茸は日当たりと水はけがよく、栄養の少ない土壌に育つアカマツと深い関係があります。アカマツが光合成で作る糖分を養分に育つ松茸。土瓶蒸しにすれば、香りとともに秋の深まりを感じます。上田には日本で唯一の繊維学部を持つ信州大学があります。前身は上田蚕糸専門学校。かつて上田は養蚕と製糸で栄え、日本の生糸や蚕は、蚕の病気に苦しんでいたフランスなどへ輸出されました。やがて化学繊維の普及で絹は高価なものになりましたが、国産松茸も今では高価な秋の味覚です。松茸を育むアカマツの林を守ることは、日本の風景を守ることにもつながります。少し値が張っても、年に一度は国産松茸を一本。土瓶蒸しにして、信州の山が育んだ香りと秋をじっくり味わいたいものです。

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