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2025年9月25日(木)琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。名護市と今帰仁村で、去年5月から今年9月にかけてキク農家が電照用に使う電線の盗難が相次いでいます。中にある銅線を狙っているとみられます。資材高騰の影響を受ける中での被害に、農家らは悲鳴をあげています。名護市仲尾でキクを栽培する50代男性は今年6月上旬、次期の栽培準備を始めた直後におよそ50メートルの電線3本が盗まれ、「去年も別の畑で同様の被害を受けた。またかとワジワジーした」と語気を強めました。被害額はおよそ20万円で、農業用の資材価格が2割ほど高騰している中、大きな打撃です。農家らが加入する収入保険では資材盗難は適用されず「泣き寝入りするしかない」と言うことで、「夜も畑を見回っていて、毎日気が休まらない」と話しました。農家らは今年6月から、被害を防ぐために防犯カメラや看板設置、見回りパトロールなどの取り組みを本格的に始めましたが限界があるということで、「雑草が生い茂る遊休地の隣の畑は人目につかず被害に遭いやすい。遊休地解消などを含めて行政の力も借りたい」と訴えました。今年は、銅を使った電線や廃材などを狙った被害のペースが速いということで、警察は夜間パトロールの強化や防犯対策を呼びかけるなど対応をしています。(了)
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