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2025年10月2日(木)琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。アメリカのテレビ界最大の祭典エミー賞で、ヘアスタイリング賞を受賞した石垣市出身のヘアメークアーティスト宮城万里子さんは、渡米から25年余りで快挙を成し遂げました。子どもの頃から映画好きの父・辰雄さんに連れられて映画館に通いました。日本大学芸術学部映画学科に進み、メークの仕事を知り興味を抱き、ヘアメークの道へ進むことを決意しました。「父の期待に反したかもしれない」と宮城さんは振り返ります。受賞したテレビドラマ「ザ・ペンギン」は、ヘアスタイリストのブライアン・バディさんをリーダーにチーム3人で取り組みました。バディさんから学ぶことも多く「才能と同時に温かさがある人で、私も彼のようなヘアスタイリストになりたいと新たな目標ができた」と話します。これからは沖縄の後輩たちに講演活動などで道を開いてあげたいという宮城さん。「うちなーんちゅは世界に誇れるものをいっぱい持っている。優しさ、おおらかさと忍耐強さに加え、コツコツ好きなことにエネルギーを注げばおのずと道は開ける。人と自分を比べずに自信を持って、何歳になってもいろんなことに挑戦してほしい。私もそうする」と明るい笑顔で語りました。(了)
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