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2025年10月9日(木)琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。県内鶏卵価格が高止まりしています。JAおきなわの先月9月の鶏卵卸価格は前の年の同じ月に比べて1・2倍以上となり、キロ平均単価は前の年に比べて50円以上高い300円台後半まで上昇しました。去年、県外で発生した高病原性鳥インフルエンザの影響で、県外からの供給が減少したことに加え、同じく去年、県内の養鶏農家が飼育羽数を大幅に減らしたことなどが背景にあります。JAおきなわは「大阪万博などの大型イベントによる外食需要増や、8月から9月にかけての月見商戦なども影響した」と説明しています。県養鶏農業協同組合によりますと、去年、本島南部の養鶏農家が人手不足などを理由におよそ6万羽を減らしました。組合は「県内の養鶏農家の設備は老朽化しており、鶏を増やすには設備投資が必要となる。現在は卵が品薄で相場は良いが、この高値が続くとは見込めないため、農家は設備投資に慎重にならざるを得ない」と説明しました。また、今後の見通しについて「県外では鳥インフルエンザの影響から徐々に回復しているので、県内の鶏卵価格も年末ごろには落ち着くだろう」と述べました。(了)
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