6分
2026年3月12日(木)琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。闘牛一家で生まれ育った県立中部農林高校定時制3年の平良桃碧(たいら とうあ)さんがこのほど、周囲の支えを受けながら「2級認定牛削蹄師」試験に合格しました。公益社団法人日本装削蹄協会が規定する満18歳以上の年齢下限の合格者の一人です。牛のひづめは第二の心臓といわれるほど重要で、平良さんは家で飼っていた闘牛がひづめから入った菌がきっかけで死んだことから、ひづめの管理をする削蹄師を小さい頃から目指してきました。削蹄は乳牛や和牛、肥育牛、闘牛で切り方が異なり、環境に合わせて切ることが重要となります。平良さんは「答えがないから一つ一つが勉強。牛が『オッケー』とかしゃべってくれたらって思う」と、その難しさを語ります。普段から闘牛と接する平良さんにとって、実技はそれほど難しくなかったものの、普段からあまり勉強が得意でないため、筆記に苦労したということで、最後は合宿状態で勉強に励みました。牛の削蹄は、戦前は軍馬の蹄鉄を打っていた人々が戦後、流れてきたということで、その仕事はきつく挫折する若い世代も多く、後継者不足が課題となっていますが、平良さんは試験合格を「日本一の削蹄師になる通過点だと思っていた」とクールに次の夢を見据えています。(了)
詳細情報を見る
方言ニュース