株式会社 行雲編

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株式会社 行雲編

「レポート」倉敷発の「心が豊かになる働き方」株式会社 行雲 1. 倉敷の美しい街並みから生まれる、新しい「豊かさ」の形 岡山県倉敷市、江戸時代の情緒を今に伝える美観地区。白壁の蔵屋敷が並ぶこの歴史的な街並みを舞台に、
「心の豊かな暮らしを作る」という鮮やかなビジョンを掲げる企業があります。
古民家を活用したゲストハウスやカフェ「有鄰庵(ゆうりんあん)」などを展開する、株式会社行雲(こううん)です。 彼らが提供するのは、単なる観光サービスの枠を超えた「新しい生き方の提案」そのもの。
同社がサービス業という、「第一回岡山子育てしやすい職場アワード」を受賞したという事実です。 なぜ行雲は、これほどまでに高いエンゲージメントと幸福感に満ちた組織を構築できたのか。
その裏側には、既存のビジネス常識を軽やかに、かつ本質的に覆す「ルール」が存在しました。 2. 「妊婦さんいらっしゃい採用」が当たり前という感覚 行雲の象徴的な姿勢を象徴するのが、「妊婦さんいらっしゃい採用制度」です。
これは妊娠中の方であっても、その事実を理由に採用を制限しないという、一見すれば大胆な方針です。 代表の犬養(いぬかい)氏は、社内で「ワンさん」の愛称で親しまれています。
このニックネームは苗字の「犬」に由来するというユーモア溢れるもの。
そんなフラットな空気感を持つ犬養氏は、この制度について極めて淡々と語ります。 「妊婦だから拒むっていう意味が、あんまりわからなくて」 多くの企業が産休・育休による一時的な戦力ダウンを懸念する中、犬養氏にとっては、
その人の人生のフェーズによって採用を左右することの方が、むしろ不自然なこと。
この「制度を制度とも思わない」ほどにフラットな姿勢は、現代の採用市場において極めて希少です。
スタッフの中谷さんも「家庭やプライベートを尊重する雰囲気が全社に根付いている」と語る通り、
この姿勢こそが、社員の心に揺るぎない「心理的安全保障」を植え付けています。 3. 会社と家庭の境界線を溶かす「ボーダーレス」な空間 「どこでも会社にお子さんウェルカム制度」というユニークな取り組みにより、
同社の運営する「有鄰庵」などの現場では、スタッフの子供たちが日常の風景に溶け込んでいます。
小学生が学校帰りに会社に立ち寄る姿も、ここでは当たり前の光景です。 しかし、行雲の凄みは「子連れ出勤」の枠組みを遥かに超えたところにあります。 • スタッフの家族(両親や祖父母、子供) • パートナー(恋人、友人) • さらには近所の人々までも 会社のイベントや日常の空間に、誰でも自由に出入りできる「ノーボーダー」な社風が育まれています。
会社を「効率を追求するためだけの隔離された場所」にするのではなく、
人生の豊かさが交差する「サードプレイス」として再定義しているのです。
職住一体ならぬ「公私の美しい融合」が、そこにはあります。
ハレまる。みっけ!

ハレまる。みっけ!