復帰前、女性の商売道具だった足踏みミシン

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復帰前、女性の商売道具だった足踏みミシン

方言ニュース2015年5月15日放送分 担当は糸数昌和さんです。 琉球新報の記事から紹介します。 沖縄の日本復帰前、収入が高かったアメリカ兵が、 新しい洋服を買い求めるなどしたため、 県内の女性たちはこぞってミシンを購入し、 洋服を仕立てて家計を助けました。 そんな女性たちの「商売道具」として重宝された足踏みミシンが今、 那覇市安里の「中屋総合ミシン店」で、 骨董品のように店内を飾っています。 復帰前は女性たちの嫁入り道具としてよく売れたということで、 店主の棚原弘明さん(74歳)は 「初任給が30ドルの時代にミシンは1台75ドル。  高価だったが、『仕事に使う』と主婦が買いに来てくれた」 と振り返ります。 旧式のミシンは定期的な点検や油をさすことで半永久的に使え、 ミシンの処分に困った人が店に来ることがあったということですが、 棚原さんが 「お母さんが大切にされていたものなので、  保管してはいかがですか」 と話しかけると、たいていの人は納得して持ち帰るということです。 現在は大型店で購入する方が自前の服を作るより安く、 ミシンはなかなか売れませんが、棚原さんは 「ミシンで母親が作った服を  子どもたちが着られない時代に寂しさも感じるが、  昔から店に来てくれる人もいる。できるまで頑張りたい。」 と笑顔を浮かべていました。
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