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2024年12月5日(木)放送分担当は上地和夫さんです。琉球新報の記事から紹介します。今年の修学旅行でバスガイドの発注が減っています。県内バス会社や旅行社などによりますと、昨今の物価高騰による航空機やバス料金の値上げによりバスガイド代を削らざるを得なくなったことが主な理由です。コロナ禍で減ったバスガイドの雇用の回復もいまだ進まない中での需要の減少に、県内バス会社関係者からは「このままではバスガイドという職業がなくなってしまう」と懸念する声が上がっています。県内バス会社2社によりますと、コロナ禍前の2019年に比べて正規のバスガイドはおよそ2割減少しているということです。修学旅行が繁忙期となる秋口に貸切バスの稼働もピークを迎えますが、バスガイド不足で受注できない事例に加えて宿泊料なども価格上昇が重なり、修学旅行の上限額を超えないようにバスガイドを発注しない学校が増えてきました。関係者によりますと、夏場などの閑散期は発注がないため事務職などに就いていますが、今年は繁忙期でも仕事がないことがあるということです。沖縄観光コンベンションビューローの下地芳郎会長は「沖縄観光の中でガイドが果たしてきた役割は大きい。映像を流すなどデジタルも活用しながら、沖縄のガイドの在り方を考えていかなくてはならない」と話しました。
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