40分
今回のゲストは、MIKAGE SHIN デザイナー 進美影さん!ブランド立ち上げの背景や、日本のファッションに感じる疑問、近年の中古市場の拡大などについて伺いました。▼早稲田大学を卒業後、一般企業で広告業務に従事退社後、NYのパーソンズ美術大学でファッションを勉強▼コンセプトは”個人の強さと知性を引き出す”ブランド「MIKAGE SHIN」立ち上げ▼ランウェイ形式でのコレクション発表やアーティスト衣装のプロデュースなどを手掛ける▼竹田ダニエルとMIKAGE SHINの出会いデザインの裏にあるコンセプトや意思に共感▼哲学的なストーリーやメッセージ性を大事にしてコレクションを組み立てている▼竹田ダニエルが感動したシャツの制作背景1900年代に日本で初めて発足した建築家集団「分離派」がモチーフ▼スペイン風邪が流行し、人々が社会活動を自粛していく中で若い世代の建築家たちが立ち上がった1900年代初頭▼”建築は芸術性よりも機能性”抑圧との戦い若い建築家たちが芸術性を持って新しい建築を始めていく▼ 「新しい時代は自分たちで作っていく」という信念がコロナ禍の自身のマインドや美学と似ていた▼服を作った人の意思や物語がわかると、より愛着が湧いて大切にしようと思える▼「ファッションブランドはハブ」その背景にあるカルチャーを知る、 知的好奇心を広げていくきっかけにもなる▼着る人の性別や年齢にとらわれず、各々が好きなスタイルを楽しめる「MIKAGE SHIN」のデザイン▼日本の家父長制の中で押し付けられる庇護欲的な女性像ガラパゴス化する特殊なファッション感の在り方に疑問▼女性の知性と強さを引き出せる服を作りたいと思いNYへ▼クラスメイトの男性たちからの反響を受け、性別をあえて指定せずに発表する形式に▼選択肢が少ない日本のファッション何かに当てはまるための服や、誰かに気に入られるための服▼錆の風合いを落とし込んだデニム「“Sabi”Denim Pants」▼日本独特と言われる侘び寂びの美意識▼NYや東京で撮り溜めてきた錆の写真をコラージュ▼フィロソフィーを自分自身が体現できるツールとしての服▼バレエダンサー・熊川哲也率いるK-BALLETの衣装をプロデュース▼ファッションだけでなく社会のあり方について自分なりの美意識で発信していることも含めての依頼▼チャンスは自分が準備万端の時に来るものではなく、スケジュールをこじ開けてでも間に合わせる覚悟▼コミュニケーションを大事にしながらスケジュール通りに制作することが重要▼ダンス&ボーカルユニット「原因は自分にある。」の衣装を担当メンバーそれぞれの魅力を引き出すための工夫▼ランウェイは一人ずつモデルが出てきて帰っていく”縦の物語”アイドルは並んだ時のバランスが必要な”横の物語”▼自分のコレクションに活きてくる部分もどちらの仕事もしていく方がクリエイティブとして進化できる▼既製服の貸し出しや衣装協力も多数SixTONES、Perfume、足立梨花、KREVAなどさまざまな年代・個性を持った方が着用▼格好いいものを作りたいという思いだけで一心不乱にモノ作りしてきた▼ブランド設立当時から大切にしている”リズムと違和感”良いデザインは緩急が気持ちいい▼コンテンポラリーアートの真価はその作品をどれだけ見ていたいと思えるかどれだけその人の時間を奪えるか▼BIGYUKIやSIRUPも着用「MIKAGE SHIN」だからこそできるものを作る▼ファッションブランドを運営する中での大きな課題セールスのことを考えると、シンプルなものやトレンドに乗らざるを得ない▼気候変動の影響で若い世代の消費行動が変化衣類よりもスニーカーやバッグなどが買われるように▼コロナ禍以降、中古市場が台頭デザイナーズブランドの競合は、デザイナーズブランドではなく中古市場に出回るメゾン▼エシカルよりもファッションへの意識が高い人が古着市場へ新品が買えないから古着を買う、経済的な条件も関係ー MIKAGE SHIN Information ーMIKAGE SHIN XMIKAGE SHIN Instagram6月13日(金)〜6月22日(日)BARNEYS NEW YORK福岡店でPOP-UPストアをオープン7月2日(水)〜7月6日(日)Experiment(渋谷)で26SSコレクションの一般受注会を開催*開催情報は、配信日時点の情報になります。ー 番組 & 竹田ダニエル Information ーON STAGE ON AIR X竹田ダニエル Instagram竹田ダニエル X
詳細情報を見る
竹田ダニエル「ON STAGE ON AIR」