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今回の放送では、バラエティ演出家として数々のヒットを生み出し、現在は『SunnyPictures』代表として活躍する藪木健太郎さんを迎え、テレビとAIの関係、そして現場で起きているリアルな変化を深掘りした。トークはまず、フロッグマンさんと藪木さんが「北の国から」の現場で同期のように働いていたという昔話からスタート。照明部と制作部という立場を越えて“同じ釜の飯を食った仲間”という関係性が、番組の空気を一気に温めた。藪木さんは、フジテレビの関連会社への出向を経て、TBS『SASUKE』やテレビ朝日のネタ番組、日本テレビの大型特番、Amazon『マスクドシンガー』まで多彩な作品を手掛けてきたヒットメーカー。その経験を土台に「何でも笑顔にする会社」というコンセプトでSunny Pictures を設立したという。本編の焦点となったのは “テレビ現場のAI導入”。藪木さんは「興味はあるけれど、テレビは権利処理に慎重な業界。炎上リスクも大きいので、最初の一歩が踏みにくい」と率直に語る。一方で、すでに海外向け翻訳や企画段階ではAIが実用段階に入りつつあり、「表現の補助線としては非常に優秀。特に多言語化はレベルが高い」と手応えも共有した。映像生成については、フロッグマンさんのOBETAAIスタジオが最近手掛けた“地上波のバラエティ再現VTRをAIで制作した事例”に触れ、「地上波のAI映像はこれが最速では?」という裏話も飛び出した。今後、類似の事例が広まればテレビ界の流れは一気に変わる可能性があるという。AI活用の難しさについては、藪木さんが「直し(リテイク)が苦手」という現実的な課題を指摘。映像の微調整をAIが苦手とするため、「出す前の準備と、明確なコンセプトを持つことがますます重要になる」と語った。番組終盤では、恒例の“島根自虐カレンダー”の告知とともに、来週の本編に向け、花奈澪さんとフロッグマンさんが「負けた方が作品を作る」ガチの“じゃんけん勝負”を展開。結果は花奈澪さんの負け。来週、どんな作品が届くのか期待が高まる締めとなった。
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鷹の爪団の人工知能ちょっと来い!~AIを使って世界征服じゃ!~