4分
2025年12月11日(木)琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。沖縄の人気食材として全国に広がる島らっきょう。収穫前にかれんな淡い紫色の花が咲きます。伊江島は島らっきょう生産で県内のおよそ8割を占め、2007年に県の拠点産地に認定されました。白い部分が長く、ふっくらと香りが高いのが特徴です。村西(そんにし)江上(えうえ)区の儀保巧(ぎぼたくみ)さん42歳の畑では、9月前半に植えた島らっきょうの畑で一面に花が咲き、村民や観光客の目を楽しませています。細長い茎の先に小さな花が傘のように広がります。花は満月に開花して新月ごろまで咲き、見ごろはわずか数週間ほどです。花が咲き終えると収穫の時期を迎え、儀保さんの畑では早いもので今月10日ごろから出荷を始めます。今年は例年に比べ気温が高く生育がゆっくりだということで、儀保さんは「意外に花が咲くことが知られていないが、花も見ごたえがある。丹精込めて作った島らっきょうを多くの人に味わってほしい」と笑顔で語りました。(了)
詳細情報を見る
方言ニュース