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2025年11月12日(水)琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。沖縄本島でサトウキビ栽培規模を拡大する生産者が増えてきています。キビ農家の高齢化などによる小規模生産者の離農が進む中、離農によって手放された農地を集約して規模拡大する動きで、読谷村やうるま市の宮城島、本島南部などで特に活発です。動きが最も顕著なのは読谷村で、農地拡大と収量増を続ける代表格が、静岡県出身の朝比奈大地さん46歳です。2014年から村内の農地5アールでサトウキビ栽培を開始し約10年後の現在、面積をおよそ400倍となる20ヘクタール以上に伸ばしました。作業の効率化を図るため、収穫用のハーベスターや植え付けのビレットプランターなどの機器の導入も推進し去年の収穫量は770トンまで伸びました。今年は初めて1千トン台を見込んでおり、1千トンを達成すれば、本島内では生産量トップの規模となります。「キビは管理しやすく、政府による安定的な買い取りもあるので魅力のある作物だ」と目を輝かせる朝比奈さん。今後の展開について「ドローンを使った農薬の散布などスマート農業も進めていきたい。機械を使うことで、重労働ではなくなる。魅力のある仕事として若い担い手にも伝えていきたい」と語りました。(了)
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