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今回のゲストは、埼玉大学教育学部・STEM教育研究センター代表の野村泰朗さん。テーマは「AI時代に、学びはどう変わるのか」。野村さんが語るSTEM教育の本質は、知識を覚えることではなく、知識を使って試し、失敗し、考えること。特に重視しているのが「ものづくり」、しかも“動くもの”を作ること。なぜなら、動かなければうまくいっていないことが一目で分かり、結果がごまかせないから。教科書では理解したつもりでも、実際に作ろうとすると何が足りないのかが露わになる。その瞬間こそが学びであり、「自分は何を学んできたのか」を問い直すきっかけになるといいます。また、AIの教育現場での役割についても言及。AIは便利な道具だが、答えを委ねる存在ではない。自分の意見を持たずに使えば、AIの言いなりになるだけ。対話できる人間でなければ、AIとも対話はできない──そんな警鐘も鳴らされました。AIが進化する時代だからこそ、人間に求められるのは「考える力」「試す力」「失敗から立て直す力」。学校とは、その力を安全に試せる場所であるべきだという、強いメッセージが語られた回です。
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鷹の爪団の人工知能ちょっと来い!~AIを使って世界征服じゃ!~