ごうちゃんの「照らすこころ」ごうちゃんの「照らすこころ」

ごうちゃんの「照らすこころ」

FM岡山

照泰仏堂は、仏具店として人を心を大切に接客してきた幡司剛成さん「ごうちゃん」。 考え方や人生を楽しく生きるには?といった日々心がけること、「気付き」や「きっかけ」お聴きいただいているリスナーと今後共有していきたいと思っています。

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エピソード

意の如く~今 ここから~ 不登校問題について

意の如く~今 ここから~ 不登校問題について

ポッドキャスト番組『意のごとく』~今 ここから~【不登校問題について】ゲストは、RITA学園高等学校校長人見 敏史さん事務長髙橋直美さんRITA学園高等学校にて公開録音をした模様をお届けします。不登校から笑顔を取り戻す5つの視点「子どもが不登校になったら、親はどうすればいいのだろう……」これは、不登校のお子さんを持つ多くの保護者の方が抱える、とても切実で深い悩みです。近年、学校に通うことに悩みや生きづらさを感じるお子さんや、そのご家族が増えています。どう対応すべきか分からず、ご家庭の中で孤立感を深めてしまうケースも少なくありません。ですが、学びや成長の場は、決して「1つの学校」だけではありません。現在では、全国の高校生のうち10人に1人が「通信制高校」を選択する時代になっています。学校に行けない・通いづらい状態は、決して人生の行き止まりではありません。むしろ、「自分らしい新しい選択肢や居場所に出会うためのきっかけ」になり得るのです。香川県多度津町にある「RITA学園高等学校」の公開収録では、不登校に悩む親子に寄り添う、心温まるメッセージが明かされました。視点1:高校に行く目的は「点数」ではなく「人生の選択肢を広げること」「何のために高校へ行くのか?」という問いに対し、RITA学園の校長先生は「高校卒業資格を得ることで、将来の就職や進学といった人生の選択肢が広がる」と語ります。勉強のテストの点数を競うこと以上に、無理なく卒業資格を得ることが「自分なら大丈夫」という自己肯定感を育み、将来の可能性を広げてくれます。通信制高校での学びは、主に以下の仕組みで成り立っています。レポートの作成・提出スクーリング: 各教科に定められた一定の授業数を出席単位修得試験: リタ学園の場合、試験も含めた年間の登校日は10〜15日程度人間関係や毎日の集団生活に強いストレスを感じやすい現代において、「毎日通わなくても大丈夫」という仕組みがあることは大きな安心感につながります。心に負担をかけず自分のペースで学び、将来の可能性もしっかり保持することができます。視点2:子どもより先に「保護者自身が笑顔で過ごす」ことの重要性不登校支援において、お子さん本人のケアと同じくらい大切なのが「保護者自身のケア」です。RITA学園で美術を担当し、NPO法人「光かがやく絵顔の種」でも活動する横田先生(ご自身の娘さんの不登校をきっかけに支援を開始)は、親子間で起こりやすい心の葛藤について指摘します。子どもは「学校に行かなくていいよ」と言われると心が安らぎ、家庭で安心して過ごせるようになります。しかし一方で、親側は「この先どうなってしまうんだろう」と不安になり、精神的に疲弊してしまうことがあります。感受性の強いお子さんは、親が辛そうにしている姿を察して「自分のせいでお母さん・お父さんが苦しんでいる」と自分を責めてしまうこともあります。互いに消耗し合う悪循環を防ぐためには、まず親自身が孤立せず、悩みを吐き出せる場所を持つことが大切です。幡司さんの体験談では、娘さんが不登校になった際、無理に登校させず「行かなくていいよ」と受け止め、一緒に過ごしたそうです。安心できる受け皿があったことで、娘さんは中学校に入るタイミングで自ら前向きに動き出すことができました。「お母さん、お父さん、まずは家で明るく笑っとってください」保護者の方が肩の荷を下ろし、ご家庭で笑顔を取り戻すことこそが、お子さんが元気を回復していく一番の土台になります。視点3:「上手く描く」必要はない――アートを通じたオンリーワンの自己表現従来の学校教育の中で「常に評価されること」に晒されてきたお子さんは、「絵を描いてみて」と言われても「無理です」と断ってしまうことがあります。「上手く描かないと低い評価をされる」という怖さを抱えているためです。表現活動の本質は「上手い・下手」という他者評価にはありません。その子が描いたもの、表現したものは、他の誰も真似できない「オンリーワン」の価値を持っています。RITA学園で開催されている「クリエイティブ授業」は、在校生だけでなく、不登校に悩む小学生や他校の高校生など、誰でも参加できる開かれた場です。評価される恐怖から解放された自由な場で、「ありのままの自分」を受け入れてもらう体験を重ねることが、本来の自分らしさや将来の希望を見つける大切なきっかけになっています。視点4:職員室も校長室もオープンに。「1人の大人として信じる」居場所づくり集団の教室に入ることが難しい生徒にとって、学校内に「教室以外の安心できる居場所」があることはとても重要です。RITA学園では、校長室・職員室・事務室の扉を常に開き、生徒がいつでも自由に立ち寄れる環境を作っています。日常のたわいない雑談や悩みを先生と交わし、それを否定せず耳を傾けてもらうことで、「先生が自分を認めてくれた」という大きな安心感が生まれます。この小さな積み重ねが「ここなら自分らしくいられる」という居心地の良さにつながります。この環境の根底にあるのは、「生徒を1人の人間として信じる」という強い信念です。個人情報などが置かれている部屋であっても、「危険だから」「子どもだから」と遠ざけるのではなく、一人の大人として信頼して接する。大人が先に信頼する姿勢を見せることで、生徒自身も相手を思いやった行動が自然とできるようになります。大人からの信頼こそが、本当の意味で安心できる居場所を創り出します。視点5:学校だけで抱え込まない。NPOや地域とつながる温かいネットワーク不登校の支援や居場所づくりは、学校という組織だけで抱え込む必要はありません。RITA学園では、NPO法人「光かがやく絵顔の種」をはじめとする外部団体と手を取り合い、地域に開かれたさまざまな取り組みを行っています。校舎を活用した「マルシェ」の開催(地域に開放された体験と学びの場)・音楽コンサートや講演会・校外体験学習・保護者向けの定期的な「お話会」・地域ごとの相談拠点や電話相談窓口の整備学校・地域・NPOが多層的なネットワークを築くことで、「一人で悩みを抱え込ませない・孤立させない」ための温かい受け皿が地域全体に広がっています。学校に行けない状態は、決して「人生の終わり」ではありません。それは、これまでの「こうあるべき」という思い込みから解放され、自分らしい居場所や生き方に出会うための「大切で前向きなきっかけ」です。一人で悩みを抱え込み、心をすり減らしてしまう前に、どうか思いをそのまま吐き出せる場所や、ありのままを受け止めてくれる温かい環境へ手を伸ばしてみてください。あなたやご家族に寄り添い、話を聴いてくれる人は必ずいます。

18分

ごうちゃんの「照らすこころ」vol.22

ごうちゃんの「照らすこころ」vol.22

毎月第2火曜日ごうちゃんの「照らすこころ」仏具店として、人そして、心を大切に接客を続けるごうちゃんの考え方や、人生を楽しく生きるための「きづき」や「きっかけ」をお話いただきます。照泰仏堂HP:https://www.shoutaibutsudou.com/岡山の仏壇店「照泰仏堂」(昭和53年設立)は、お客様の仏事の【とーたるさぽーと】を行う仏壇屋です。お仏壇は唐木仏壇・金仏壇・モダン仏壇、合わせて随時100本以上展示。お仏壇の移動・掃除・処分も承ります。お仏具、位牌と文字彫サービス、線香・ローソク・神棚・神具、寺院用具、粗供養、満中陰志、各種返礼品、オンラインショップ、雑貨など、幅広い品揃えとサービスでお客様の毎日に寄り添います。頑張りすぎていませんか?毎日を「ちょうど良く」楽に生きるための心がけ日々、仕事や子育て、人間関係などで「もっと自分が頑張らなければ」と限界まで心を追い込んでいませんか?大切な人のために休日も休みなく動き続け、気づいたときには心も体も容量オーバーになってしまう方は少なくありません。ごうちゃん自身も、「自分も頑張らないように意識しているけれど、ついつい頑張ってしまう」と語っています。誰かのために尽くす人ほど、無意識に限界を超えて走り続けてしまうものです。人は苦しむために生まれてきたわけではありません。肩の力を抜いて、自分らしく「ちょうど良く」楽に生きるための心がけを紹介します。無理に走るのをやめ、まずは自分を徹底的に褒めるここでの「走る」とは、日々のタスクや責任感に追われて心と生活を限界まで追い立てる精神的な駆け足のことです。まずはその足を止めてあげましょう。自分を楽にする「スイッチ」を入れる辛いことや嫌な出来事は、放っておいても自動的にやってきます。だからこそ、意識して自分を楽にしてあげる必要があります。自分を一番の理解者にする周りからの評価を待っていると、評価されなかったときに傷ついてしまいます。自分自身で褒めることが、心を守る「防具」になります。ごうちゃん自身は、「鏡を見て『よく頑張ってるよ』って言ってあげたりとかするんですね。まずは自分を楽にしてあげるってことが多分1番なので」あえて周りに「甘える」ことが、温かい関係を生む「人に迷惑をかけてはいけない」という強い責任感は、時に自分を縛り付けてしまいます。本当に辛いときは我慢を捨て、素直に周りに甘えてみましょう。頼ることは「相手に徳を積ませる」こと甘えることは、手を差し伸べてくれた相手に「徳を積む機会」を贈ることでもあります。感謝の循環が生まれる助けた相手には温かい感情が残り、頼った側には「今度は恩返しをしよう」という気持ちが芽生えます。これが助け合える人間関係の土台になります。忙しい時こそ運動を取り入れ、「心の余白」を作る人との関係を整えると同時に、自分の内側のメンタル空間を整えるのに有効なのが「朝のランニング(運動)」です。忙しい時こそ体を動かす時間を作ることが大きな意味を持ちます。思考を物理的にストップさせる身体に適度な負荷をかけることで悩みや雑念が止まり、頭の中に「心の余白」が生まれます。気分がリフレッシュし「強気」になれる不安で弱気になっていた心が、前向きで強気な状態へと切り替わります。朝日のパワーをもらう朝の光を浴びて走ることで、太陽がまるで「自分の背中を押してくれる存在」のように感じられ、1日を踏み出すエネルギーになります。他人のリアクションに惑わされない(無表情の裏にある感謝)自分の心を整えて人に親切にしたとき、相手から期待通りの反応が返ってこなくても戸惑う必要はありません。【Bluetoothイヤホンのエピソード】ごうちゃんが店先で拾ったイヤホンを、雨に濡れないよう配慮して保管し、翌朝探していた高校生に手渡しました。しかし、高校生の反応はまったくの「無表情」で「ありがとうございました」というものでした。一見冷たく見えるその「無表情」も、表現が得意ではない彼にとっての「最大級の感謝の表現」だったのかもしれません。期待を押し付けない「こう反応してくれるはずだ」という自分の常識を相手に求めず、「あれが彼なりの精一杯なんだ」と受け止めること。自分の心を穏やかに保つ相手の真意は感謝にあると理解できれば、他人の反応に一喜一憂せずにすみます。振り返れば「全ては大したことない」&「笑うが先」悩みの渦中にいるときは「人生最大の深刻な問題」に思えますが、過去を振り返ってみてください。当時は絶望的だったことも、今となれば「なんとかなっていた」ことがほとんどではないでしょうか。大らかな視点を持つ全ての局面で過度に深刻化せず、「過ぎ去ってみれば全ては大したことない」と捉える。「笑うが先」良いことがあったから笑うのではなく、厳しい状況だからこそ「先に笑う」。「笑い」という言葉は、音やニュアンスとして「平和の輪(和)が来る」と捉えることもできます。自分から笑顔を見せることで周囲に温かい和が広がり、良い運気や解決策を引き寄せてくれます。今この瞬間から「楽をすること」を選択しよう今、あなたに必要なのはこれ以上努力を重ねることではありません。今この瞬間から「無理をするのをやめること」、そして「楽をすること」を自分に許してあげることです。頼れる人には甘え、自分をたくさん褒め、時には体を動かして心を空っぽにし、先に笑ってみる——それだけで、人生はもっと「ちょうど良く」豊かなものになっていきます。

15分

意の如く~今 ここから~ vol05 公開録音オープニング

意の如く~今 ここから~ vol05 公開録音オープニング

ポッドキャスト番組『意のごとく』~今 ここから~【オープニングトーク】ゲストは、RITA学園高等学校校長人見 敏史さん事務長髙橋直美さんRITA学園高等学校にて公開録音をした模様をお届けします。「利他」は自己犠牲ではない?香川の通信制高校・リタ学園から学ぶ、現代社会を生き抜くためのヒント「周囲の期待に応えようとして疲れてしまった」「自分の気持ちを後回しにして相手に尽くしたのに、心が満たされない」SNSや職場、学校などの人間関係において、「自分優先(利己)」と「他者への気遣い(自己犠牲)」の板挟みに悩み、燃え尽き感を抱えている人は少なくありません。「利他」という言葉に「自分が我慢して他人に尽くすこと」というネガティブな重みを感じている方も多いのではないでしょうか。しかし、本来の「利他」とは、本当に自分が損をして相手を優先することなのでしょうか?RITA学園高等学校とは?令和3年に開校した普通科の通信制高校(生徒数238名)。校名に掲げる「リタ(利他)」の精神には、人間関係の疲れを解消し、現代社会を心地よく生き抜くための確かな知恵が詰まっています。1.「人に尽くして疲れる」あなたへ。少林寺拳法が教える「自分を半分立てる」生き方「利他」と聞くと、「自分の想いや都合を押し殺して献身しなければならない」という誤解を抱きがちです。真面目な人ほど自分自身を置き去りにし、心のエネルギーを枯渇させてしまいます。しかし、RITA学園の教育の根底にある考え方はまったく逆です。背景にある少林寺拳法には、次のような有名な教条があります。「半ばは自己の幸せを、半ばは人の幸せを」この言葉が教えてくれるのは、「まずは自分自身をしっかりと自立・確立させること」の大切さです。自分が満たされ、自分の足でしっかり立ってこそ、初めて他人を優しく思いやることができる。自分の幸せを「半分」確保したうえで、残りの「半分」を相手の幸せのために使う。校長先生は、次のように語ります。「私たちが捉える利他の心は、自分も相手と共に大切にしながら支える心です」自分を犠牲にする「自分0:相手100」の関係は持続しません。「自分も相手も、どちらも共に大切にする」ことこそが、日常で取り入れるべき「利他」の真のスタートラインなのです。2.経営の神様と弘法大師(空海)がつなぐ「利他」の系譜「リタ学園」という校名には、歴史的思想と現代の経営哲学という2つのルーツが存在しています。京セラ創業者・稲盛和夫氏の経営哲学(盛和塾)今井理事長が「盛和塾」で学んだ「利他の心」をベースとする経営哲学。未来を担う子どもたちに伝えるべく「RITA学園」と名付けられました。弘法大師(空海)の真言密教(自利利他)多度津町は空海とゆかりの深い土地。「修行は自分だけでなく人々の役に立つため」を目指す「自利利他(じりりた)」の精神は、四国の「お接待」文化にも根付いています。一見難しく思える思想ですが、核心にあるのは「自分と他者の双方を活かすことで、持続可能な安心(心理的安全性)をつくる」という智慧です。自分ひとりの利益や成功を追求するのではなく、周囲の幸せも同時に育む「自利利他」の精神が、現代の教育の場で再現されています。3.「校長と生徒の距離ゼロ」?職員室に生徒があふれる教育現場のリアル「自分も相手も大切にする」という利他の心は、実際の教育現場でどのように形になっているのでしょうか。高橋事務長は次のように明かします。「本校は校長をはじめ、教員も職員も関係なく、生徒との関わりがすごく深いというか、近いというのが特徴です。毎日職員室には生徒がたくさんやってきます」大人が立場や役職の壁を作って指導するのではなく、一人ひとりを対等な人間として受け入れ、寄り添う姿勢が徹底されています。温かい空気感を象徴するエピソード今回の収録でMCを務めた幡司さんと人見校長は、実は50年来の幼馴染。少年時代、自転車に乗って走り回っていた思い出が語られました。50歳を迎えた今も冗談を言い合える、飾り気のない人間味あふれる関係性。大人たちが素の自分を出し、お互いを尊重し合っているからこそ、生徒たちも背伸びをせずに安心して集まることができるのです。4. 利己主義から利他主義へ――いま社会全体に求められる現代社会では、SNSでの比較や行き過ぎた競争によって「自分さえ良ければいい(利己)」に陥ったり、逆に他者の目を気にしすぎて疲弊したりしがちです。「利己主義から利他主義へ変わることが、今のこの社会で求められていると思います」ここで言う「利他主義」とは、誰もが聖人君子のようになれという意味ではありません。自分勝手に誰かを蹴落とす「利己」他人に気を使いすぎて自分を殺す「自己犠牲」この極端な生き方から抜け出すための視点のアップデートです。生きづらさを感じたときこそ、「自分を大切にしつつ、目の前の相手も同じように大切にできているか?」と問いかける視点が、自分自身の心を守る鍵になります。「本当の利他とは、自分と相手の双方を尊重し、共に支え合う生き方である」というシンプルで力強い答えでした。自分をすり減らしてまで誰かに尽くす必要はありません。かといって、自分勝手に振る舞って孤立する必要もありません。少林寺拳法の教えにあるように、「半分は自分のために、半分は相手のために」。今日、職場や家庭で誰かと接するとき、ほんの少しだけその「半々の視点」を意識してみませんか?その小さな切り替えが、あなたと周囲の人間関係を、今より少し温かく、心地よいものに変えていくはずです。

5分

生きているうちにどんなことができるのか?

生きているうちにどんなことができるのか?

生前からの準備 * 死を語ることの重要性: 日本では死の話を忌み嫌う傾向があるが、元気なうちに「どう送られたいか」を家族に伝えることが、本人にとっても遺族にとっても納得感に繋がる。 * 伝達のヒント: 親から子へ、あるいはエンディングノート(岡山市などの自治体配布物を含む)を活用するなど、重くなりすぎず「ポップに」伝えることが推奨される。納棺師への依頼方法 納棺師に依頼するタイミングや方法は以下の通りである。 * 事前相談の活用: 葬儀社の事前相談時に「特定の処置(ふっくらさせてほしい、など)」や「特定の納棺師」を希望することができる。 * 個別性の重視: 業者によって得意とする処置(シャワー、湯灌、化粧など)が異なるため、要望に合ったプランを事前に確認することが、後悔のない見送りに繋がる。納棺という儀式の真の価値納棺は、単なる「売上のためのオプション」や「遺体の衛生管理」ではない。突然の死によって混乱や悲しみの中にいる遺族に対し、故人が美しく整えられていくプロセスを共有することで、「死を受け入れ、前を向くための力」を提供するものである。公森氏の活動は、故人の尊厳を最期まで保ち、遺族が「ありがとう」と言える時間を作り出すことで、死という別れの瞬間を、温かな思い出へと昇華させる力を持っている。「自分の死について考えることは、明日から家族とどんな話をしようか、どんな風に過ごそうかを考えるきっかけになる。」(公森 氏) 「死」という言葉に、私たちはどのような感情を抱くでしょうか。多くの人は、それを「縁起が悪いもの」「冷たくて怖いもの」として、無意識に心の奥底へと追いやっています。 しかし、生と死は表裏一体。死を遠ざけることは、今の自分を形作っている「生の尊さ」から目を背けることになる。 死を意識することは、生を輝かせることなのかもしれません。

17分

「お化粧」と「装い」が持つ、人の心を救うチカラ

「お化粧」と「装い」が持つ、人の心を救うチカラ

「その人らしさ」を形作る技術と対話 公森氏が最も重視するのは、画一的な処置ではなく、故人固有の「らしさ」を再現することである。 深掘りするヒアリング故人の「らしさ」は、具体的なエピソードから掘り下げられる。 * 日常の習慣: 「肌着をズボンの中に入れるタイプだったか」「寒がりだったか」といった細かな生活習慣を遺族に問いかける。 * 身だしなみのこだわり: 華やかなものを好んだ男性には、ネクタイの柄選びや結び方を工夫し、その人の個性を表現する。 * 対話の効果: 納棺師からの質問に答えるプロセス自体が、遺族にとって故人との生活を振り返り、感謝の気持ちを再確認する大切な時間となる。尊厳を守る細部への配慮 項目 具体的な配慮内容 意義 表情の調整 入れ歯の装着や綿の入れ方の相談。生前と同じように「食事に困らないように」という遺族の願いを叶える。 鼻毛の処理 ガーゼで隠しながら見えないようにカットする。故人のプライバシーを守り、遺族に痛々しさを感じさせない。 所作の美しさ 体を拭く、持ち上げるといった動作のすべてを丁寧に行う。スタッフへの信頼感を生み、遺族の不安を安心へと変える。

10分

なぜ、この道を?納棺師としての出発点

なぜ、この道を?納棺師としての出発点

異色の経歴を経て納棺師の道を選んだ公森氏。その背景には、一貫した「美」と「専門性」へのこだわりがあります。「何か一つの道を極めたい」という探究心から23歳でこの世界に飛び込み、早10年。今や彼女の専門性は、次世代にも届いています。1. 異職種からの転身 * 学芸員から納棺師へ 幼少期から美術館や文化、文学に親しみがわいた。当初は学芸員として資料館に勤務していましたが、「一つの道を極めるプロフェッショナルになりたい」という志向から、インターネットで納棺師の求人を見出しました。 * 映画『おくりびと』の影響 海外の文通相手から日本映画のおすすめとして紹介された同作を通じ、日本独自の葬送文化の美しさに感銘を受けたことが、この職を志す大きな契機となりました。2. 地域性と経験 * 多様な現場経験 岡山を拠点に、岐阜や神戸など異なる地域での経験を積み重ねてきました。各地の風習(爪や髪を棺に入れる、浴衣の干し方など)や、独自の価値観を持つ宗教団体の葬儀にも柔軟に対応しています。 * 次世代への影響 自身の仕事ぶりを見た小学生の女の子から「どうすれば納棺師になれますか?」と問われた経験を持ち、この職業が未来に繋がる確かな価値を持っていることを誰かの尊厳を守る「憧れの職業」として映った瞬間でした。

11分

意の如く~今 ここから~ vol04 公開録音オープニング

意の如く~今 ここから~ vol04 公開録音オープニング

ポッドキャスト番組『意のごとく』~今 ここから~【オープニングトーク】ゲストは、「美装納棺ふれる」代表の公森玲奈 氏照泰仏堂の店舗横のホールにて公開録音をした模様をお届けします。納棺師の仕事とはどういった仕事なのか?どんな思いで仕事をされているのか?詳しく伺っていきます。4つにわけてお届けする。意の如く ~今 ここから~ vol04では、納棺師の仕事は、単なるご遺体の処置にとどまりません。故人の尊厳を守り、遺族が死という現実に立ち向かうための「心の架け橋」となる重要な役割を担っており、主に4つの価値を持っています。故人の尊厳と「らしさ」の追求:生前の習慣やこだわりを丁寧にヒアリングし、身だしなみや表情に反映させることで、遺族の記憶の中にある「その人」を復元する。遺族の安心感の創出:丁寧で美しい所作と、宝物を扱うような接し方により、遺族の不安を和らげ、信頼関係を築く。死をタブー視しないコミュニケーション:元気なうちに死について語り合うことが、残された時間をより良く生き、納得のいく見送りをするために不可欠である。「素手」による触れ合いの意義:衛生管理が重視される現代において、あえて素手で接することで遺族の心理的障壁を取り払い、最期の触れ合いを促す。

2分

ごうちゃんの「照らすこころ」vol.21

ごうちゃんの「照らすこころ」vol.21

毎月第2火曜日ごうちゃんの「照らすこころ」仏具店として、人そして、心を大切に接客を続けるごうちゃんの考え方や、人生を楽しく生きるための「きづき」や「きっかけ」をお話いただきます。照泰仏堂HP:https://www.shoutaibutsudou.com/岡山の仏壇店「照泰仏堂」(昭和53年設立)は、お客様の仏事の【とーたるさぽーと】を行う仏壇屋です。お仏壇は唐木仏壇・金仏壇・モダン仏壇、合わせて随時100本以上展示。お仏壇の移動・掃除・処分も承ります。お仏具、位牌と文字彫サービス、線香・ローソク・神棚・神具、寺院用具、粗供養、満中陰志、各種返礼品、オンラインショップ、雑貨など、幅広い品揃えとサービスでお客様の毎日に寄り添います。人生の荷物を手放す日々の忙しさに追われ、ふとした瞬間に「心が重い」と感じることはありませんか。私たちは知らず知らずのうちに、目に見えない何かを背負い込み、身動きが取れなくなっているのかもしれません。「照泰仏堂」代表の幡司剛典(はたし・たかのり)氏(愛称:ごうちゃん)が語った死生観には、そんな心の重荷を下ろすための深い智慧が詰まっていました。葬儀という“人生の締めくくり”に寄り添い続けるプロだからこそ見えた、今を軽やかに生きるためのヒントをお届けします。1.冷たい「納体袋」が教えてくれた愛の形葬儀の現場に長年携わる幡司氏ですが、実はかつて「納棺師」という存在の必要性に懐疑的だったと言います。「病院で綺麗にしてくれるのだから、わざわざ追加の費用をかけてまで頼まなくてもいいのではないか」——そう考えていた彼の意識を180度変えたのは、お寺からの紹介で出会った納棺師・公森玲奈氏の仕事でした。特に、事件性の有無を確認するために警察が介入した場合、遺体は「検視」のために運ばれます。そこから戻ってきたとき、故人は「納体袋」の中で、裸のままの状態なのです。その冷たく、あまりに現実的な姿に直面したとき、納棺師による丁寧な所作がどれほど救いになるかを幡司氏は痛感しました。公森氏が遺族に言葉をかけながら、一つひとつの所作に心を込め、故人を整えていく。そのプロセスは、単なる「作業」ではありません。それは、パニックと悲しみの中にいる遺族が「心の整理」をつけ、静かに別れを受け入れるための癒やしの時間なのです。「自分が亡くなったんだなって受け入れる1つのことになるんじゃないかなって、見ながら思いましたね。」故人の尊厳を守ることは、遺族の明日への一歩を支えることでもあります。その温かな手仕事は、遺族だけでなく、空から見ているであろう故人自身の魂をも、深い感謝で包み込んでいくのです。2.人生の「リュックサック理論」:その中身は宝の山か、重荷かごうちゃんは、人は生まれたときから「目に見えないリュックサック」を背負っていると言います。人生の前半戦では、私たちはそのリュックに知識や体験、物質的な豊かさを必死に詰め込みます。「求める」ことで成長する時期は確かに必要です。しかし、ここで一つの逆説的な真実が浮かび上がります。「たとえ幸せなことであっても、詰め込みすぎれば重くなる」という事実です。宝の山: リュックの中身を財産だと思えれば、足取りは軽くなる。重荷(苦): それが執着や「ねばならない」という感情に変わったとき、人生は途端に苦しく、歩きづらいものになる。私たちは何のために、何を詰め込み続けているのでしょうか。人生の歩みが重く感じられるなら、一度立ち止まって、その中身を点検する時期かもしれません。3.「執着」を「軽やかさ」へ:幸福のメカニズムは「与える」のが先人生には、どこかで折り返し地点がやってきます。それは年齢ではなく、本人が「今のままでは重すぎる」と気づいたときです。そこから始めるべきは、中身をさらに増やすことではなく、「中身を出していく(分け与える)」作業です。ごうちゃんは、「出入口」という言葉は、必ず「出」が先に来る。つまり、「出す方が先、入れるのは後」というのです。「特にお苦しい時とかね、大変な時っていうのは与えることを意識した時に楽になったりすると思うので」重すぎる荷物を背負ったまま(強い執着を残したまま)亡くなると、魂はこの世への未練から解放されず、自分が死んだことさえ自覚できない「浮遊」という状態になってしまうと言います。苦しいとき、私たちはつい「自分を満たしてくれる何か」を求めてしまいます。しかし、そんなときこそ、自分が持っている知識や優しさ、あるいは小さなお金でもいい、外へと「出す・与える」ことを意識してみてください。その瞬間にリュックは軽くなり、あなたの心はふわりと浮かび上がることができるのです。お彼岸に考える「見えない世界」との繋がりお彼岸を、単なる「お墓掃除」と捉えるのはもったいないことです。それは、「向こうの世界(見えない世界)」を意識し、自分のリュックの中身を整理する特別な期間です。ごうちゃんは、「自分は求めることばかり考えていた」と気づき、「情けなさ」を感じた瞬間があったと言います。その自分を救うために彼が取った行動は、熊本や千葉の被災地へのわずかな寄付でした。他者のために何かを「与える」というアクションは、巡り巡って自分自身の情けなさを癒やし、心を整えるための「救い」となるのです。お彼岸は、そんな自分の内面を見つめ直し、執着を手放すための絶好の機会です。「求める」生き方から「与える」生き方へ。ごうちゃんが、最愛の母を亡くした直後に耳にして号泣したという、藤井風氏の楽曲『帰ろう』。そこには、最後にすべてを与えて帰ることの美しさが歌われています。私たちは、いつか必ずこのリュックを置いて帰らなければなりません。ならば、今日という日を終える前に、少しだけ中身を軽くしてみませんか?あなたのリュックには、今何が入っていますか? そして、その中の何を、誰かに手渡すことができますか?

18分

会場での質問タイム

会場での質問タイム

一歩目は「下り階段」を降りるくらいでちょうどいい「新しいことを始めたい」「自分を変えたい」って思うとき、私たちはつい「よーし、登るぞ!」と険しい山を見上げるように力んでしまいがち。頂上(=結果)を見上げて「あんなところまで行けるかな…」と計算しているうちに、足がすくんで動けなくなる。でも、今回ポッドキャスト番組のトークで盛り上がっていた岡山のおもしろい大人3人の話を聞いていたら、「なんだ、一歩目ってそんなに力まなくていいんだ!」と心がすーっと軽くなります。人生を自分らしく、軽やかに楽しむためのヒントをお届けします!1. 最初の一歩は「上る」んじゃなく「下る」感覚多くの人が動けなくなるのは、無意識に「がんばって階段を上ろう」とするから。でも、平野さんの感覚は真逆です。平野さんにとって一歩目を踏み出すのは、「下り階段をすっと降りる」ような感じ。「足を投げ出したら、勝手に重力で降りるんで」上を見上げると大変そうに見えるけれど、下りなら重力(=自分の素直な好奇心)に身を任せるだけで、勝手に足が前に出ますよね。「絶対に成功させてやる!」と結果に固執するのをやめて、自分の「やりたい」「面白そう」という重力に素直に従ってみる。それがいちばん軽やかで、いちばん遠くまで行けるコツなんです。2. 「6cm」のこだわり。自分のモノサシで測ってみる太田さんは、世の中の「思い込み(バイアス)」を取り払う天才です。「女性だから」「アートは成功者のためのものだから」みたいな固定観念を捨てて、自分の目で確かめるのが太田さん流。例えば、有名なお寺や美術館の(水鏡)を見たとき、太田さんはポケットから「定規」を取り出して、実際の水の深さを測ってみたそうです。すると、現代アートの作品も、犬山城を映す水鏡も、どちらも同じ「6cm」だったという発見に行き着きました。誰かが決めた正解を鵜呑みにするんじゃなく、自分のモノサシ(定規)で測って確かめてみる。この「自分で面白がって探求する姿勢」こそが、人生を自分らしくデザインする原動力になります。3. 本当に深い繋がりは「嫌いなこと」の一致から人とお付き合いするとき、私たちはつい「好きなこと」や「趣味」が同じ人を探しがちです。でも、この3人が仲良しな理由は、実は「嫌いなこと・興味がないこと」が同じだったからなんです。彼らは「ギャンブルやゴルフに興味がない」という点で一致しています。「やりたくないこと」という土台が同じだからこそ、根底に強い安心感が生まれる。だからこそ、その上に乗っかるお互いの「好きなこと」がバラバラでも、「それ面白じゃん!」と素直にリスペクトし合えるんです。ネガティブな価値観の共有って、実はすごく強い信頼関係を生むんですね。4. 正解を喋ろうとしない。魅力は勝手に「漏れ出す」もの会話をするとき、「カッコいいことを言おう」「正しい答えを出さなきゃ」と緊張して黙り込んじゃうことってありませんか?平野さんに「なんでそんなに口から言葉が溢れ出るんですか?」と聞くと、「なんでだろう?と思いながら、ただ思いついたことを喋っているだけ(笑)」ロジックをきっちり組み立てる太田さんと、感覚のままに言葉が溢れ出る平野さん。一見正反対ですが、幡司さんは平野さんのことを「魅力が漏れ出している」と評します。頭でガチガチに正解を組み立てるのをやめて、心のままに思いを口にするとき、その人らしい本物の魅力がハラハラと漏れ出して周りを惹きつけるんです。振り返れば、あなたの人生は「アート」になっている。人生を面白くしようと、力んで計画を立てる必要はありません。・好奇心の重力に従って、すっと「下り階段」を降りる・自分のモノサシ(物理)で世界を測ってみる・嫌いなことが同じ仲間と、お互いの違いを面白がる・取り繕わずに自分を出す太田さんは「街づくりを身だしなみに」と言い、平野さんは「ありがとう地球」と笑います。「こうしなきゃ!」と肩肘を張るのをやめて、今この瞬間の「面白そう」を重ねていけば、いつか振り返ったときに、あなただけの素敵な人生(アート)が完成しているはずです。

18分

ごうちゃんの「照らすこころ」vol.20

ごうちゃんの「照らすこころ」vol.20

毎月第2火曜日ごうちゃんの「照らすこころ」仏具店として、人そして、心を大切に接客を続けるごうちゃんの考え方や、人生を楽しく生きるための「きづき」や「きっかけ」をお話いただきます。照泰仏堂HP:https://www.shoutaibutsudou.com/岡山の仏壇店「照泰仏堂」(昭和53年設立)は、お客様の仏事の【とーたるさぽーと】を行う仏壇屋です。お仏壇は唐木仏壇・金仏壇・モダン仏壇、合わせて随時100本以上展示。お仏壇の移動・掃除・処分も承ります。お仏具、位牌と文字彫サービス、線香・ローソク・神棚・神具、寺院用具、粗供養、満中陰志、各種返礼品、オンラインショップ、雑貨など、幅広い品揃えとサービスでお客様の毎日に寄り添います。1. 「お盆」というとどんなイメージを持っていますか?「暑い中での大変なお墓掃除」や「親戚へのおもてなし」といった、義務感に追われる「苦しい」イメージを持つ方が少なくありません。・お盆はお祭り:お盆は、普段は意識しにくいご先祖様や仏様に気持ちを向ける時期であり、本来は魂が帰ってくる「お祭り」のような賑やかなものです。・無理はしなくていい:この暑さの中での墓掃除などは無理をしてまで行く必要はなく、何よりも無理をすることが一番よくありません。「どうしてもこうしなければいけない」という義務感は苦しみ(苦)を生んでしまいます。・「気持ちの持ち方」が一番大切:大切なのは、形式にきっちりこだわることよりも、「帰ってきていいよ」と温かく迎えるこちらの心持ちです。普段から感謝の気持ち(ありがとう)を持っていれば、お盆の形式にとらわれすぎなくても大丈夫です。遠方で帰省できないときは:もし遠くにいてお墓参りに行けなくても、「目をつぶって思い出してあげること」、それだけで十分に伝わります。お盆を「やらなければならない苦しい行事」ではなく、できる範囲でご先祖様を温かく迎える「心のお祭り」として捉え直すと、少し肩の荷が下りるのではないでしょうか。2.ぎっくり腰は「母からのギフト」ピンチを捉え直す:人生の不調も「ちょうど良かった」と受け入れることで、次が見えてきます。見えない繋がり:ごうちゃんが人生初のぎっくり腰になった際、亡き母が生前予約してくれていた人気治療院のキャンセル枠に奇跡的に滑り込めました。痛みは「自分を労る」ための体からのSOSと知ることができた。3.体は「借り物」——納棺師と考える人生の整え方死生観を変える:私たちの体は自分のものではなく、魂という「借り物(乗り物)」です。納棺師の役割:納棺師とは「一生懸命乗りこなした、大切な借り物を最後に綺麗にしてお返しするお手伝い」をする人。4.伝統のアップデート——AI仏壇からペットの家族葬までしなやかに馴染ませる:伝統とは形を頑なに守ることだけではありません。最新の選択肢:スマホで部屋に仏壇を合成できる「AIシミュレーション」や、犬・猫だけでなく亀や爬虫類も対象にしたペット葬「セレーノ(Sereno:イタリア語で『晴れやか・穏やか』)」など、形が変わっても根底にあるのは「ありがとう」の願いです。5. すべては「ちょうど良い」タイミングで起きている母の最大の愛情:ごうちゃんのお母様が旅立ったのは、一年で最も忙しいお盆の直前、8月12日でした。前を向く力:「仕事をしときなさい」という母の言葉通り、猛烈な忙しさが悲しみに沈む隙を与えず、母の死はとても悲しいことでしたが、彼を前へと向かせてくれました。すべては「ちょうど良い」タイミングで起きています。まとめ目の前にある困難や忙しさを、あえて「ちょうど良かった」と捉えてみてください。ほんの少し視点を変えるだけで、義務感に満ちた毎日は、愛と気づきあふれる豊かな時間へと変わっていきます。

18分

「働き方」よりも「生き方」を大切にするということ

「働き方」よりも「生き方」を大切にするということ

努力をちょっと手放すと、人生は一気に軽くなる「何者かにならなきゃ」「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い込んで、気づけばなんだか心が疲れている。仕事やキャリアをどうするか以前に、「どう生きたら自分が一番心地いいか?」を考える時代になってきているのかもしれません。今回は、岡山で自分らしく軽やかに生きている3人の話から見えてきた、人生の肩の力を抜くための5つのヒントをお届けします!1.相手の「かっこいいところ」を素直にリスペクトする元BMXプロライダーの太田さんいわく、ストリートスポーツの世界って一見華やかですが、実は「超オタク」でストックな世界なんだそうです。でも、その激しい世界を支えているのは、「お互いへのリスペクト」の文化。技のうまい・下手に関係なく、「この人は自分にない素敵なところがあるな」と思ったら、素直に尊敬し合う。マウンティングや競争じゃなくて、相手の良いところを認め合える環境があるからこそ、人は自分のペースで伸び伸びと力を発揮できるんですよね。2. 判断基準は「それって、モテる(=かっこいい)か?」太田さんが若い頃、ストリートの先輩たちから学んだ判断基準は「法律」でも「損得」でもなく、「それ、モテるか?」でした。ここで言う「モテる」は、異性に媚びることではありません。「自分軸を持っていて、周りに優しくできる『余裕(余白)』があるか」ということ。「損か得か」で動く大人よりも、「それって人としてカッコいいかな?」という美学で動く大人のほうが、やっぱり周りから見ても魅力的(=モテる)ですよね。3. 余計なものを足さない「引き算」の暮らし平野さんの流儀は、余計なものを削ぎ落とす「引き算」です。「美味しい素材があるなら、余計なレシピは足さなくていい」。レシピを聞かれたら、誰にでも惜しげもなく教えちゃいます。そして彼の感謝は、お店を飛び出して「素材を作ってくれた農家さん、土、そして土の中の微生物」にまで広がっていきます。大学の講義の最後に平野さんが送る言葉は、まさかの「ありがとう、地球」。でも、このくらいの感謝の気持ちを持つと、毎日の仕事が「義務」から「生きる喜び」に変わっていくんです。4. 人生を劇的に軽くする「3つのやらないこと」幡司さんは、私たちが「良いこと」だと思い込んでいる3つの言葉の毒を、スッと解きほぐしてくれます。「頑張らない」: 頑(かたくな)に我(が)を張ると心も体も病気になっちゃう。まずは緩めるのが一番!「努力しない」: 成果を出す人は、努力してるんじゃなくてただ「面白がってる」だけ。「必死にならない」: 文字通り「必ず死ぬ」と書きます。自分を殺してまでやるべきことなんて、この世にありません!彼らにとって仕事や活動は、「歯磨きをする感覚」であり、「リフティングしながら街を歩く感覚」。生活と地続きの、自然で楽しい運動なんです。5. 「ちょうどいい街」で、自分を取り戻す都会のスピード感の中にいると、「置いていかれる!」という焦りから、つい予定をパンパンに埋めてしまいがちです。でも、岡山のように「都会すぎず、田舎すぎない」場所に降り立つと、スーッと肩の力が抜けていきます。どこにでも馴染むけど高品質で、ちょうどいい。刺激が多すぎない環境だからこそ、他人のマネではない「素の自分」を取り戻すことができるんです。3人の話を聞いて感じるのは、「やらされている感」がゼロだということです。みんな自分の人生を「楽しむための場」にしています。ちょっと息苦しいなと感じたら、自分がワクワクするための「余白」が残っていますか?「頑張る」のをちょっとやめて、自分をゆるめてあげること。そこから、心地よい生き方がはじまります。

28分

自分で動く行動力の作り方

自分で動く行動力の作り方

「準備が整ったら…」って、それいつ来るの?「やりたいことはあるんだけど、もう少し準備してから…」そう自分に言い聞かせているうちに、気づけば数ヶ月、数年が過ぎていた……なんて経験、ありませんか?今回は、岡山でそんな「驚異の行動力」を発揮している3人の話から見えてきた、「考える前に動いちゃうためのコツ」をお届けします!1.ガソリンは「モヤモヤ」と「人への愛」行動力がある人って、別に特別な使命感で動いているわけじゃありません。太田さんが動き出すきっかけは、日常のちょっとした「違和感」だと言います。「ここ、もっとこうなったら良いのに」「なんかこれ、勿体なくない?」そんな小さなモヤモヤを無視しないこと。そしてそこに、「あの人とあの人が繋がったら絶対に面白いじゃん!」という「人への愛」が加わったとき、行動は「やらなきゃいけない義務」から「やらずにはいられない衝動」に変わるんです。2. 街全体を「大きなパズル」として見てみる行動が止まっちゃう人って、自分のやっていることを「点」で捉えがちです。でも太田さんは、平野さんのお店も、幡司さんのお店も、単体のお店じゃなくて「岡山という街を面白くするためのパズルのピース」として見ています。「自分のお店が良くなればいい」じゃなくて、「自分が街という大きな絵の一部になる」って思うと、なんだかワクワクしてきて、勝手にスケールの大きなアクションが取れるようになるんですね。3. 返信を爆速にして、自分を追い込む(笑)太田さんの行動力の秘密、それは「LINEの返信がめちゃくちゃ早いこと」です。一見ただのマナーに見えますが、これ実はかなり計算されたテクニック。「この人、返信早っ!即動く人だな」と相手に思わせることで、自分自身にも「あ、もう逃げられないな」とプレッシャーをかけているんです。意思の力に頼るんじゃなくて、「動かざるを得ない環境」を自分で作っちゃう。これは真似したいずる賢い技術です。4. 「気合い」じゃなく「なんとなく〜」のノリで動く太田さんが「爆速のエンジン」なら、平野さんは「肩の力が抜けまくった軽やかなノリ」です。平野さんは「頑張るぞ!」と気負うのをやめて、「なんか楽しそうだし、行ってみようかな〜」くらいのノリで動きます。例えば、愛媛の廃棄されそうなミカンを活用するプロジェクト。平野さんが軽い足取りで農家さんに通い詰めた結果、今や仕入れ量がすごすぎて、現地の人から「平野さんが買う量が多すぎて逆に怖い」と言われるレベルに(笑)。本人は「流れに乗ってるだけだよ〜」なんて言いますが、この脱力感こそが、周りを巻き込んで大きなうねりを作るコツなんです。5. 判断基準はひとつ。「面白いか、面白くないか」何かを決めるとき、損得勘定で考えると迷いが生じます。だから平野さんの基準はシンプル。「自分が面白いと思えるかどうか」。自分が心から面白がっていれば、その熱って絶対に周りに伝染して、勝手に協力者が集まってきます。逆に、自分がワクワクしないなら「面白くないから!」と潔く断る。あなたが面白がっていない企画に、誰が乗っかりたいと思うでしょうか?シンプルだけど、最強のフィルターです。6. 脳に「やらない言い訳」を考えるスキを与えないなぜ「即行動」が大事なのか? 幡司さんは「人間の脳のクセ」を指摘します。人間って、一呼吸置いちゃうと、脳が身を守ろうとして「でも時間がないしな…」「失敗したらどうしよう…」と、全力で「やらない理由」を捏造し始めるんです。でも、動く前に心配しているトラブルって、実はこの世に存在しない「妄想」。だから、脳がブレーキを踏み込む前に、まず体を動かす。脳に言い訳をさせる暇を与えないのが、一番の近道なんです。最大の敵は「めんどくさい」という「間(ま)」私たちが動けなくなる一番の理由は、不安でも恐怖でもなく、ちょっとしたスキマ(間)に生じる「めんどくさい」という感情です。太田さんのおじいちゃんは、岡山弁でよくこう言っていたそうです。「おめえ、間(ま)が悪いからぐしいな」タイミングを逃して間に「淀み」ができちゃうと、せっかくの熱量も台無しになっちゃう。「めんどくさい」が頭をよぎる前に、その「間」をギュッと詰めて動いちゃうこと。「スキマ(間)の詰め方」が、明日をちょっと面白く変えてくれるはずです!

16分

失敗は成功のタネ!ピンチをチャンスに変えるマインド

失敗は成功のタネ!ピンチをチャンスに変えるマインド

「失敗」って、そもそも何だっけ?新しいことを始めようとするとき、「失敗したらどうしよう……」って不安になりますよね。でも、岡山を拠点に面白く活動しているこの3人の話を聞いていると、「あれ? 失敗ってそんなに怖いものじゃないかも」と思えてくるから不思議です。幡司 剛成(照泰仏堂)平野裕治(株式会社 マルゴデリ)太田祐二(岡山市北区まちづくりアンバサダー 代表 他)彼らにとって、失敗は終わりではなく「あ、ちょっと違ったから微調整しよ!」という合図。ピンチを軽やかにチャンスに変えちゃう、3人のしなやかな考え方。1. 「あ、違ったな」を積み重ねるだけ「マルゴデリ」の平野さんは、自分のやってきたことをこう振り返ります。「失敗してから頑張ろうというよりかは、日々の過ごしていく中で、あ、違ったな、もうちょっとこうしてみようかな、というひらめきの積み重ね」平野さんは「何が成功だったか自分でもよく分からない」と笑います。ガチガチの成功プランに縛られるのではなく、動いてみて「あ、違ったな」と思ったら、すぐ「じゃあ次はこうしてみよう!」と切り替える。世間で言う「失敗」も、彼らにとってはただの「次を面白くするため」。2. あえて一人になって「ありがたみ」を知る人気店をいくつも手がける平野さんですが、あえて自分の肩書きを捨て、移動販売車で一人だけで出店した時期がありました。そこで思い知らされたのは「一人でできることの限界」だったと言います。でも、限界を知ったからこそ、「普段どんだけスタッフに助けられてたんだろ……」と心から気づけたそう。挫折を味わうことで、周りへの感謝の気持ちが何倍も深まった。すごく素敵な成長ですよね。3. 「打たれ強い」んじゃなくて「打たれ慣れてる」だけまちづくりアンバサダーの太田さんは、自分のことを「出る杭は打たれ強い」と言います。ある行政のスピーチで、完璧な資料を作って臨んだら、平野さんから「資料ばかり見てて全然心がこもってない!」と一蹴された太田さん。「よし、次は手ぶらで想いを語ろう!」と挑戦したら、今度は言葉に詰まって「やる気がない」と思われる始末(笑)。二連敗した太田さんですが、「スピーチの才能ないわ……」と落ち込むのではなく、「いや〜参った!」と失敗をネタにしながら「じゃあ次はどうする?」と考え続けました。凹まない強さというのは、何度も打たれながらしっくりくる形を探すプロセスのことなのかもしれません。4. 苦しい時は「ギフト」をもらったと思ってみる太田さんが25歳で大きな壁にぶつかった時、お父さんからこんな言葉をかけられたそうです。「その苦しみに気づけていること自体、ありがたいことだ。経験していない者にはその言葉は言えない。気づけている自分に自信を持て」悲劇のヒーローになるのではなく、「この苦しみは、自分を深くしてくれるギフトなんだ」と捉え直してみる。若いうちに味わったモヤモヤや苦しさは、後から振り返れば自分だけの強みになっているはずです。5. 失敗を「ネタ」にして笑い飛ばせる仲間たちこの3人の会話には、常に「笑い」があふれています。誰かが失敗しても、隠すのではなくいじり倒してネタにする。平野さん: 話しながら瞬時に答えを出す「スプリンタータイプ」太田さん: 草刈りとかをしながらじっくり深める「マイペースタイプ」タイプは全然違う二人ですが、失敗を笑い合える関係があるからこそ、お互いに恐れず新しいことに飛び込める。成功なんて、死ぬまで探し続けるもの対談の最後に、幡司さんは一言こう言いました。「何が成功かは分からないし、それは死ぬまで探し続けるもの」※成功を「一度きりのゴール」だと思うから、途中のコケ方が怖くなります。でも「死ぬまで続く旅のプロセス」だと思えば、今日起きたちょっとした失敗なんて、旅の途中の面白エピソードのひとつに過ぎません。今日うまくいかなかったことも、「あ、次はこうしてみよ!」のヒントに変えてみる。岡山で楽しそうに働く3人のように、もっと肩の力を抜いて軽やかにいきたいですね!

10分

意の如く~今 ここから~ vol.03 公開録音オープニング

意の如く~今 ここから~ vol.03 公開録音オープニング

地域を面白くする人たちって、やっぱりちょっと変で、最高に魅力的。登場したのは、岡山でなかなか面白い動きをしているこの3人。照泰仏堂代表取締役幡司 剛成(はたしたかのり)さん株式会社マルゴデリ 代表取締役平野 裕治(ひらのゆうじ)さん岡山市北区まちづくりアンバサダー代表 他太田 祐二(おおたゆうじ)さんこの3人の話を聞いていると「いやいや、結局一番強いのは『遊び心』」と思わされます。彼らの会話から見えてきた、街や仕事をもっと面白くするための3つのヒントをお届けします。1. こだわりに縛られず、流れに乗ってみる岡山の「晴れまち通り」にあるジューススタンド「マルゴデリ」。今ではすっかり街の顔ですが、代表の平野さん、最初は全く違うお店をやろうとしていたそうです。「元々は、コーヒーショップだったんです」それが、岡山の美味しいフルーツや、海外で見かけたフレッシュジュースの魅力にハマるうちに、「ジュース屋、いいかも」と方向転換。「ま、最初はちょっと葛藤ありましたが、もう今はジュース屋を25年やっております(笑)」自分の最初のプランにガチガチに固執せず、「あ、こっちのほうが面白そう」「街のみんなも喜ぶかも」と、流れにしなやかに乗ってみる。そのフットワークの軽さが、25年愛されるお店を作ったんだなと感じます。2. 「下手な鉄砲」も数を撃てば当たるもう一人、太田裕二さんの肩書きがめちゃくちゃ多いんです。 * セブン-イレブンのオーナー * 元BMXのプロライダー * 行政のアンバサダー、教育、アート……「何屋さんなの?」と言いたくなりますが、太田さんのスタンスは至ってシンプル。「質より量かなと思ってて。量をいっぱいこなしていく中で、どれかいい質が何個かあれば際立っていくかな」「最初から満点を狙って1回だけ勝負する」じゃなくて、「とりあえず面白そうなことは全部やってみる」。一見バラバラな活動も、とにかく動いて数をこなすうちに、思いがけない場所でつながっていく。この「とりあえずやってみる量」こそが、新しい風を吹かせる一番のパワーなんだと思います。3. 一緒に「遊べる」やつが、一番信用できるこの3人、実は同じ中学校の出身で、大人になってから仕事で偶然再会した仲間です。でも、彼らを強く結びつけているのは、難しいビジネスの話ではなく、日常の「遊び」でした。「一言で言ったらね、なんか一緒に遊んでるだけっていう」でも、この「一緒に遊ぶ」というのが実はポイント。遊べる相手だからこそ、人間性が深くわかるし、「こいつとなら面白いことができる」「信頼できる」と思える。実際、幡司さんが務めている中学校のPTA会長のバトンも、来年は平野さんに引き継がれるそうです。3人の話を聞いて思ったのは、「本気で遊んでいる大人って、やっぱり人を巻き込む力がすごい」ということ。ガチガチの計画に縛られるより、ちょっと脱線してみたり、無駄と思えることに首を突っ込んでみたり。そんな3人のトークを3つ+EXとしてアップしていきます。

7分

ごうちゃんの「照らすこころ」vol.19

ごうちゃんの「照らすこころ」vol.19

毎月第2火曜日ごうちゃんの「照らすこころ」仏具店として、人そして、心を大切に接客を続けるごうちゃんの考え方や、人生を楽しく生きるための「きづき」や「きっかけ」をお話いただきます。照泰仏堂HP:https://www.shoutaibutsudou.com/岡山の仏壇店「照泰仏堂」(昭和53年設立)は、お客様の仏事の【とーたるさぽーと】を行う仏壇屋です。お仏壇は唐木仏壇・金仏壇・モダン仏壇、合わせて随時100本以上展示。お仏壇の移動・掃除・処分も承ります。お仏具、位牌と文字彫サービス、線香・ローソク・神棚・神具、寺院用具、粗供養、満中陰志、各種返礼品、オンラインショップ、雑貨など、幅広い品揃えとサービスでお客様の毎日に寄り添います。50歳で転んで気づいた、人生を好転させる3つの逆転発想1. 商業施設の前で派手に転ぶ先日、50歳の節目に新しい財布を買い、ルンルン気分で歩いていた時のこと。横断歩道の白線で滑り、思いきり派手に転んでしまいました。擦り傷だらけになり、この年齢での激痛に普通なら「なんて日だ」と落ち込む場面。しかし、私は飛び出した新しい財布を見つめながら、不思議とこう思ったのです。「この痛みを感じられるのは、今、自分が生きている証拠。転んだことも含めて、ちょうど良かった」この「ちょうど良かった」という口癖こそが、私の人生を支える魔法の言葉です。今回のテーマは、「思い込みの力と波に乗っても調子に乗るな!」32年前の甲子園や、現在のビジネスから学んだ「現状を好転させる逆転発想」をお話しします。根拠のない「思い込み」が現実を書き換える1994年。私は、関西(かんぜい)高校の野球部として甲子園の土を踏みました。しかし、実力はレギュラーなれるかなれないか。そんな私が夢の舞台に立てたのは、幼少期から母にかけられ続けた「あんたは甲子園に行ける」という呪文のような言葉のおかげでした。「思い込み」は、地方大会決勝、7回裏0対3で負けている絶体絶命の場面で真価を発揮します。周囲が敗戦ムードに包まれる中、私だけは「負ける気がまったくしない。大丈夫だ」と確信していました。「なりたい」と願うのではなく、すでに「なった自分」として予定調和の未来を生きる。この圧倒的なイメージの力こそが、不可能と思える逆転劇を引き寄せる土台になります。波に乗っても「調子に乗るな」:甲子園での苦い教訓思い込みの力で夢を叶えた私ですが、甲子園で手痛い失敗を経験します。「波に乗る(運を味方にする)」ことと「調子に乗る(謙虚さを失う)」ことの境界線を見誤ったのです。憧れの舞台で浮き足立った私は、「テレビに少しでも長く映って、心配性の母に見せてあげたい」というエゴ(私欲)を抱いてしまいました。さらに、大一番で使い慣れたバットではなく、見栄えを気にして「新しいバット」を投入するという。結果は、無残な3球三振。運が良い時こそ、日々の積み重ねを淡々と実行しなければいけないのに、謙虚さを忘れてしまったのです。しかし、これも今振り返れば「謙虚さを学ぶために、ちょうど良かった」。「見える化」が不安を解消する:伝統とAIの融合「具体的に見える化する力」は、現在私が経営する仏壇店「照泰仏堂」のサービスに活きています。仏壇選びで最も大きいのは「自宅に置いた時のサイズや色が見当もつかない」という不安です。そこでAIを駆使し、お客様の部屋の写真に仏壇をリアルに合成する「一発仏壇」というサービスを始めました。高校時代、私が「優勝してマウンドに集まる瞬間」を鮮明に描いていたように、お客様にも「仏壇のある生活」を鮮明にイメージしてもらう。目に見える形にすることで、これからの供養に対する不安を「これなら大丈夫」という安心へ。「生かされていること」に気づく夏厳しい暑さが続く夏、つい文句を言いたくなりますが、私はこの暑さすらも「生きている実感」として受け止めたいと思っています。転んだ痛みも、肌を焼く熱気も、自分が「生かされている」ことに気づかせてくれる。嫌なことも、思い通りにいかないことも、すべてを「ちょうど良かった」と受け入れることで、人生は驚くほど軽やかに動き出します。この夏、少しだけ足を止めて、自分を取り巻く「当たり前の奇跡」に目を向けてみてください。

16分

動物、家族、地域にもっと寄り添う街づくり

動物、家族、地域にもっと寄り添う街づくり

動物、家族、地域にもっと寄り添う街づくり日本一「動物に優しい街」岡山「岡山を、日本一、人と動物が暮らしやすい場所にしたい」「動物に優しい街」を作るためには、動物が好きな人だけでなく、「動物が苦手な人や、アレルギーがある人」への優しい気配りも大切。だるだるでもいいから「ひも(リード)」をつける優しさ「うちの子はおとなしいから、ひもをつけなくても大丈夫」という思い込みは、すれ違いの元になります。ひもをつける本当の意味:動物を閉じ込めるためではなく、周りの人に「この子は私がちゃんと見ていますよ」という安心感を伝えるためにあります。大石先生からのアドバイス:たとえ「だるんだるん」に緩んでいても、ひもが一本つながっているだけで、動物が好きな人と苦手な人がお互いに安心して同じ場所を歩くことができます。岡山県が進める犬の学校岡山県の動物愛護センターは、ただ保護するだけでなく、飼い主さんと犬が一緒にマナーを学ぶ教室を開いていて、なんと「卒業認定」まで行っています。岡山市が行っているトレーニングは、とても進んでいます。人間に慣れていない犬に対して、先生やボランティアさんがじっくり向き合い、「人間はご飯をくれる優しい存在なんだ」と教えるところから始めます。最初は全く触れなかった犬が、練習のおかげで新しい家族に引き取られ、今では診察台の上で大人しく抱っこされるようになるという、素晴らしい変化がたくさん生まれています。犬が多い地域は犯罪が少ない? 「街のパトロール力」動物とお出かけできる場所が増えています。実は、こうした「犬とお散歩する風景」は、街の安全を守る役割も果たしています。研究データでも、「犬を飼っている人が多い地域は、ドロボウなどの犯罪が少ない」ということが分かっています。あいさつが会話を生む:オオカミは縄張りに入ってきた相手を攻撃しますが、犬はクンクンと鼻を寄せて「あいさつ」をします。このあいさつがきっかけで飼い主さん同士の会話が生まれ、「地域のみんなで見守る目」が自然と作られます。学校が落ち着く効果も:海外では、教室に犬が一匹いるだけで、生徒たちが落ち着いて授業を受けられるようになり、学校を休む子が減ったというお話もあります。お出かけ前の「行ってきます」は言わないでお留守番させるとき、ついつい「行ってくるね」と声をかけたくなりますが、これが逆にペットを不安にさせているかもしれません。「お留守番の合図」に気づいている:「着替える」「鍵を持つ」といった人間のいつもの行動を、ペットは「置いていかれる恐怖の合図」として覚えてしまいます。対策:お休みの日にも、あえてお出かけの準備だけして、すぐに部屋に戻るなど、人間の行動をバラバラにしてみるのがおすすめです。「お互いにベッタリ依存しすぎず、ある程度の距離感を保つことが大切。それこそが、本当の愛情です」と言います。あえてサッとお出かけするドライな態度が、ペットの心を平穏に保つ優しさになります。歯磨きは3日が勝負! 長生きの秘訣は「毎日の習慣」ペットの健康を守るために、一番大切な毎日の習慣は「歯磨き」です。実は、人間と犬では汚れが固まるスピードが全く違います。3日のルール:人間の歯の汚れが固まる(歯石になる)までには3週間かかりますが、犬はわずか3日で固まってしまいます。練習のコツ:いきなりブラシで磨くのではなく、おやつをあげながら、まずは「お口の周りに触られること」に慣れさせていきましょう。「飼い主さんが毎日を笑顔で楽しむこと」が、ペットの病気をはねのける力(免疫力)を高めると言います。飼い主さんのハッピーな気持ちは、ペットの健康に何よりの特効薬です。岡山から始まる、みんなに優しい景色広がっている取り組みは、ペットを飼うことがただの「癒やし」ではなく、正しい知識を学んでいくことだと教えてくれます。人間も動物も、お互いの存在を穏やかに認め合える街。そんな街なら、子どもたちの笑い声と、しっぽを振る動物たちの姿が、当たり前のように優しく溶け込んでいるはずです。小さな変化が、あなたの住む街を、もっと優しく安全な場所に変えていくかもしれません。

27分

この子、いま幸せですか?

この子、いま幸せですか?

この子、いま幸せですか?ペットの「幸せ」を考えなおす愛犬・愛猫との付き合い方「お留守番ばかりで寂しい思いをさせていないかな」「本当は何を考えているんだろう」。大切な家族だからこそ、そんなふうに悩んでしまう飼い主さんは多いものです。やさか動物病院の大石太郎先生のお話から、私たちが「良かれと思って」やっているお世話の思い込みをなくし、もっと仲良く幸せに暮らすためのヒント。「抱っこ」は、本当に喜んでいる?街中でワンちゃんをずっと抱っこしている姿をよく見かけますが、実はここに、人間と犬の「気持ちのすれ違い」が隠れています。•犬にとっての抱っこの意味:犬の世界では、相手の体に上から乗っかる行動は「ボクの方が上だよ」という合図になります。そのため、人間が「可愛いから」とずっと抱っこしていると、犬にとっては「自分がエラいんだ」と勘違いしたり、ひとりでいられなくなる原因になったりします。•理想のきずな:海外の絵本にあるような「暖炉のそばで本を読むおじいさんと、その足元で静かに眠る犬」のように、お互いがひとりの時間を心地よく過ごせる関係こそが、犬にとってもストレスのない安心できる関係です。ワンポイント:抱っこする前に「お座り」をさせて、できたらご褒美として抱っこしてあげるようにすると、ちょうど良い距離感が保てます。「美味しい味」を知ることが、不幸せにつながることも「毎日同じドッグフードじゃ飽きちゃうかも」と、いろんなご飯をあげていませんか?ここにも、ちょっと意外な落とし穴があります。大石先生が飼っていたワンちゃんは、10年間ドッグフードだけで毎日大満足して暮らしていました。しかしある日、先生の先輩がサンドイッチをひとかじり与えてしまったことで、態度が一変します。人間の美味しい味を知ってしまった。それ以来、机の上を狙うようになり、昔のような「フードだけで幸せだった穏やかな気持ち」を失ってしまったのです。ドッグフードは、それだけで体に必要な栄養がすべて入っている「完璧なご飯」です。人間のように色々な味を知らなくても、毎日同じご飯を安心して食べられることこそが、彼らの心を守ることにつながります。治療の目的は「病気をやっつけること」ではなく「今を笑うこと」大切なペットが大きな病気になったとき、私たちは「一日でも長く生きて」と願います。でも、ここに人間と動物の「考え方の違い」があります。人間は先のことを心配して不安になりますが、動物は未来のことは分かりません。彼らが感じているのは、「今、体が痛いか」「今、苦しくないか」ということだけです。彼らにとっての本当の幸せは、病気をゼロにすることではなく、次の3つが守られていることです。•自分の口でおいしくご飯が食べられること•自分の足で元気に歩けること•ちゃんとおしっこやうんちが出せることもし、ペットが痛い治療をとても嫌がるなら、「無理な治療をしない」と決めることも、動物の気持ちに寄り添った深い優しさです。あなたの笑顔が、最高のご馳走ペットは飼い主さんの気持ちを鏡のように映し出します。飼い主さんが悲しんだりイライラしたりしていると、理由が分からなくても不安になってしまいます。反対に、飼い主さんが笑顔でなでてあげると、お互いの心がリラックスして、同時に幸せな気持ちになれるのです。「もし一度だけ言葉が話せたら、彼らは何て言う?」という質問に、大石先生は「『大好き』か『ご飯ちょうだい』のどちらかでしょう」と答えています。彼らの愛はどこまでもシンプルです。あなたの笑顔こそが、何よりも一番の元気の源です。今日からできる!仲良くなれるコツ今日からすぐに試せる、ペットの気持ちに寄り添うコツ。•あいさつは「鼻の下」から:頭の上から急に手を出すと、怖がらせてしまいます。まずは手を優しく握って(グーの形)、ワンちゃんの鼻の下に持っていき、匂いを嗅いでもらってから優しく触りましょう。•「嫌だな」のサインを見逃さない:耳が後ろにペタンと倒れていたり、しっぽを隠すようにしていたら、それは「不安だよ」「怖いよ」と言っている証拠です。無理をさせないであげてください。• ネコちゃんは「追いかけない」:ネコちゃんにとっての優しさとは、「そっとしておいてもらうこと」です。嫌がっているときはしつこくせず、自由にさせてあげることで、逆に信頼が深まります。今、この瞬間を一緒に楽しもうペットの時間は、人間よりもずっと早く進んでいきます。だからこそ、病気や老いがあっても、「一緒に過ごせる大切な時間」として、今を一緒に楽しむことが何より大切です。あなたが穏やかに過ごし、目の前の愛犬・愛猫にニコッと微笑みかけること。「あなたが笑顔でいること。それだけで、あの子たちはもう十分に幸せなのです」

17分

言葉を話せない家族のサインを見逃さないために

言葉を話せない家族のサインを見逃さないために

言葉を話せない家族のサインを見逃さないために言葉なき家族の「心の声」を聴く最新の気づきと病院の現場が教える、愛犬・愛猫からのサイン「この子が人間の言葉を話せたらいいのに」と思ったことはありませんか?言葉は話せなくても、犬や猫は体全体を使って、驚くほどたくさんのメッセージを私たちに送っています。顔の表情、ちょっとした行動の違い、そして「匂い」など、飼い主さんがふと感じる「何かいつもと違うな」という直感には、とても大切な理由があるのです。動物病院の現場で見つめてきた、彼らの「心の声」を読み解くヒントをお伝えします。「あざとい表情」は、人間を動かすための作戦犬の表情が豊かなのは、偶然ではありません。実は、大昔にオオカミから枝分かれして人間と一緒に暮らすようになる中で、犬は「顔の筋肉」を独自に進化させてきました。•「守ってあげたい」と思わせる目:飼い主さんのひざにアゴを乗せて、上目遣いでじっと見つめてくる可愛い仕草。これには、人間の「守ってあげたい!」という本能を刺激する、ちゃんとした仕組みがあることがわかっています。•一生、子どもの可愛らしさを持つ:オオカミは大人になると顔つきが険しくなりますが、犬は大人になっても可愛らしさを失わないように生まれついています。人間に愛されて生きる道を選んだ、生まれながらの天才なのです。なでなですることは、お互いに効く「心のクスリ」毎日のスキンシップは、ただ仲良くするだけでなく、お互いの体と心に素晴らしい効果をもたらします。•幸せのホルモンが出る:体を優しくなでてあげると、ペットのストレスが減るだけでなく、なでている飼い主さんの心もリラックスして、幸せな気持ちになることがわかっています。• 触るだけの健康診断:毎日マッサージするように触ることで、「皮膚に小さなしこりがある」「筋肉がいつもより硬い」といった、体の変化や不調にいち早く気づくことができます。「匂い」の変化は、病気のサイン診察室で、私は目で見ることと同じくらい「匂いを嗅ぐこと」を大切にしています。飼い主さんが毎日ペットの匂いを意識することは、とても優秀な健康チェックになります。特に、いつもと違う「匂い」に変わったときは要注意です。•耳とお口の匂い:耳からツンとする匂いがしたら、バイ菌が入っていたり、デキモノがあったりするかもしれません。口臭の変化も、お口の病気のサインです。•おしっことうんちの匂い: おしっこから「甘い匂い」がすると、体に糖がたまる病気の可能性があります。うんちが腐ったような匂いのときは、お腹の調子がかなり悪くなっている証拠です。見た目が元気そうでも、匂いが先に変わることがあります。顔をすり寄せてきたときの匂いを、ぜひ覚えておいてください。「夜中にウロウロ歩き回る」のは、かなり進んだサインペットも年をとると、人間と同じように「物忘れ」の症状が出ます。よく「夜中に部屋をウロウロ歩き回るようになった」と相談されますが、実はこの行動が出たときには、症状がかなり進んでしまっていることが多いのです。特に、柴犬などの日本犬や雑種のワンちゃんに多く見られます。「年のせいだから」と諦める必要はありません。次のような工夫で、進行を遅らせることができます。•外の空気を吸わせてあげる•新しいおもちゃで遊ぶなど、毎日の暮らしに「刺激」をプラスする•脳に良い栄養のフードやサプリメントを取り入れる最後まで生きようとする「目の力」検査のデータだけでは分からない、命の底力というものが現場にはあります。それが、ペットたちの「生きたい!」という強い意思がこもった「目の力(目力)」です。•骨が溶けるほどの痛みに耐えた子:体はいつ亡くなってもおかしくないほどボロボロなのに、その瞳だけは強くキラキラと輝いている子がいました。「ちゃんとお母さんに甘えたい!」と目で訴えかけ、毎週のように病院の予約を更新しながら、懸命に生き抜きました。•心が体に影響することも:大好きだったおじいちゃんが亡くなったショックで、半年間もご飯が食べられなくなってしまった16歳の老犬もいました。彼らの瞳は、体だけでなく「心の状態」もそっくりそのまま映し出しているのです。「最高のパートナー」最新の研究では、犬の賢さはチンパンジーを超える部分もあると言われており、何百もの言葉を理解する犬もいます。私たちが思っている以上に、彼らは飼い主さんの言葉や心を理解しているのです。言葉は通じなくても、私たちは大昔から深く結ばれた最高のパートナーです。臨床の現場で日々感じるのは、飼い主さんの「なんかいつもと違う」という直感が、何よりも一番正しいということです。その小さなサインを逃さず、寄り添ってあげること。それこそが、言葉を持たない彼らへの、一番の愛情表現になります。

16分

言葉を話せない家族のサインを見逃さないために

言葉を話せない家族のサインを見逃さないために

言葉を話せない家族のサインを見逃さないために言葉なき家族の「心の声」を聴く最新の気づきと病院の現場が教える、愛犬・愛猫からのサイン「この子が人間の言葉を話せたらいいのに」と思ったことはありませんか?言葉は話せなくても、犬や猫は体全体を使って、驚くほどたくさんのメッセージを私たちに送っています。顔の表情、ちょっとした行動の違い、そして「匂い」など、飼い主さんがふと感じる「何かいつもと違うな」という直感には、とても大切な理由があるのです。動物病院の現場で見つめてきた、彼らの「心の声」を読み解くヒントをお伝えします。「あざとい表情」は、人間を動かすための作戦犬の表情が豊かなのは、偶然ではありません。実は、大昔にオオカミから枝分かれして人間と一緒に暮らすようになる中で、犬は「顔の筋肉」を独自に進化させてきました。•「守ってあげたい」と思わせる目:飼い主さんのひざにアゴを乗せて、上目遣いでじっと見つめてくる可愛い仕草。これには、人間の「守ってあげたい!」という本能を刺激する、ちゃんとした仕組みがあることがわかっています。•一生、子どもの可愛らしさを持つ:オオカミは大人になると顔つきが険しくなりますが、犬は大人になっても可愛らしさを失わないように生まれついています。人間に愛されて生きる道を選んだ、生まれながらの天才なのです。なでなですることは、お互いに効く「心のクスリ」毎日のスキンシップは、ただ仲良くするだけでなく、お互いの体と心に素晴らしい効果をもたらします。•幸せのホルモンが出る:体を優しくなでてあげると、ペットのストレスが減るだけでなく、なでている飼い主さんの心もリラックスして、幸せな気持ちになることがわかっています。• 触るだけの健康診断:毎日マッサージするように触ることで、「皮膚に小さなしこりがある」「筋肉がいつもより硬い」といった、体の変化や不調にいち早く気づくことができます。「匂い」の変化は、病気のサイン診察室で、私は目で見ることと同じくらい「匂いを嗅ぐこと」を大切にしています。飼い主さんが毎日ペットの匂いを意識することは、とても優秀な健康チェックになります。特に、いつもと違う「匂い」に変わったときは要注意です。•耳とお口の匂い:耳からツンとする匂いがしたら、バイ菌が入っていたり、デキモノがあったりするかもしれません。口臭の変化も、お口の病気のサインです。•おしっことうんちの匂い: おしっこから「甘い匂い」がすると、体に糖がたまる病気の可能性があります。うんちが腐ったような匂いのときは、お腹の調子がかなり悪くなっている証拠です。見た目が元気そうでも、匂いが先に変わることがあります。顔をすり寄せてきたときの匂いを、ぜひ覚えておいてください。「夜中にウロウロ歩き回る」のは、かなり進んだサインペットも年をとると、人間と同じように「物忘れ」の症状が出ます。よく「夜中に部屋をウロウロ歩き回るようになった」と相談されますが、実はこの行動が出たときには、症状がかなり進んでしまっていることが多いのです。特に、柴犬などの日本犬や雑種のワンちゃんに多く見られます。「年のせいだから」と諦める必要はありません。次のような工夫で、進行を遅らせることができます。•外の空気を吸わせてあげる•新しいおもちゃで遊ぶなど、毎日の暮らしに「刺激」をプラスする•脳に良い栄養のフードやサプリメントを取り入れる最後まで生きようとする「目の力」検査のデータだけでは分からない、命の底力というものが現場にはあります。それが、ペットたちの「生きたい!」という強い意思がこもった「目の力(目力)」です。•骨が溶けるほどの痛みに耐えた子:体はいつ亡くなってもおかしくないほどボロボロなのに、その瞳だけは強くキラキラと輝いている子がいました。「ちゃんとお母さんに甘えたい!」と目で訴えかけ、毎週のように病院の予約を更新しながら、懸命に生き抜きました。•心が体に影響することも:大好きだったおじいちゃんが亡くなったショックで、半年間もご飯が食べられなくなってしまった16歳の老犬もいました。彼らの瞳は、体だけでなく「心の状態」もそっくりそのまま映し出しているのです。「最高のパートナー」最新の研究では、犬の賢さはチンパンジーを超える部分もあると言われており、何百もの言葉を理解する犬もいます。私たちが思っている以上に、彼らは飼い主さんの言葉や心を理解しているのです。言葉は通じなくても、私たちは大昔から深く結ばれた最高のパートナーです。臨床の現場で日々感じるのは、飼い主さんの「なんかいつもと違う」という直感が、何よりも一番正しいということです。その小さなサインを逃さず、寄り添ってあげること。それこそが、言葉を持たない彼らへの、一番の愛情表現になります。

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